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-講習会「「京」コンピュータによる地震津波シミュレーション」-

日本では、2011年の東北地方太平洋沖地震から日がたたないうちに、2016年4月には熊本地震が発生しました。この2つの地震は海側のプレート境界で発生した地震と内陸の活断層によって引き起こされた地震であり、それぞれの地震被害が異なるものでした。特にプレート境界で発生する地震については、地震に限らず、津波も誘引させ、都市全体が被害を受ける事態が想定されます。一方、被害想定では個別に被害を解析する従来の手法から、近年の目覚ましいスーパー・コンピュータの発達に伴い、都市全体の被害を丸ごと解析できる手法へ展開しています。これは「京」コンピュータの出現に伴うことが大きく、都市の地震津波シミュレーションにとどまらず、やがて「地球シミュレータ」としての役割を担うことでしょう。

地震活動期の今日において、国、自治体、ライフライン関係者、地域住民等のいずれにおいても、地震が起こったらどの程度、構造物に被害が及ぶのか、津波が発生して陸域まで浸水し、その到達時間、被害面積はどの程度になるかなど、被害想定をした上での対策を講じることが喫緊の課題となっています。

今回の講習会では、南海地震の概要をはじめ、最先端で最速の「京」コンピュータを用いた都市の地震津波シミュレーションの話題を著名な3人の先生よりわかりやすく解説して頂く予定です。

本講習会を通じて地震津波の被害想定に関する知見を広げ、災害応急対策等の検討への一助にして頂けたらと考えています。多数の皆様のご参加をお待ちしております。

(プログラムは変更になる場合がございます)

1. 主催 土木学会関東支部
2. 日時 2017年2月3日(金) 13:30~16:50(13:00から受付開始)
3. 場所 土木学会本部2階大講堂(JR中央線四ツ谷駅下車四谷口徒歩5分)
160-0004 新宿区四谷1丁目無番地
4. プログラム
13:30-13:35 開会挨拶 技術情報部会主査  
13:35-14:35(60分) 南海地震の概要・サイクルシミュレーション 国立研究開発法人海洋研究開発機構
地震津波予測研究グループ
グループリーダー・主任研究員
堀 高峰
14:35-15:35(60分) 津波・構造物解析 九州大学
工学研究院社会基盤部門
准教授
浅井光輝
15:35-15:45(10分) 休憩10分    
15:45-16:45(60分) 都市地震解析 東京大学地震研究所
巨大地震津波災害予測研究センター
准教授
市村 強
16:45-16:50 閉会の挨拶    
5. 会費 会員 2,000円 非会員 3,000円 学生 1,000円
(消費税込み、会員は個人会員または法人会員)
6. 定員 120名(定員になり次第締め切ります)
7. 申込方法 参加ご希望の方は、次ページの申込用紙にご記入の上、メールにてお申し込み下さい。
申込書ダウンロード
8. 申込先 土木学会関東支部 160-0017 新宿区左門町6-17 YSKビル5F
TEL 03-3358-6620 FAX 03-3358-6623
担当:関東支部事務局 高野 美和子 (E-mail:kanto@jsce.or.jp)

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