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佐井川橋は、福岡県築上郡吉富町を流れる佐井川に架かる橋長81m、幅員6m、10径間(現在9径間)の鉄筋コンクリート桁橋である。
本橋が建設されたのは、大正9年、今から100年ほど前である。鉄筋コンクリート橋としては初期のもので、この時代に建設された鉄筋コンクリート橋が、現在もなおその姿をとどめ、現役の橋梁として活躍している。建設当時、9基の橋脚があったが、昭和19年の洪水により東側1基が流失している。
本橋の特徴に、本格的な井桁状の橋脚、おしゃれな円形模様の高欄などが挙げられる。
本橋は、貴重な近代土木遺産である。
これまで、地域の交通基盤として活躍してきた佐井川橋が、これからは魅力ある土木遺産として、新しい役割と価値を創出し、地域に愛され、活かされることが期待される。
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