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第一砂倉庫 |
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(旧)量水池(上屋) |
日露戦争直後、佐世保市の海軍施設の増強に伴い、水道施設の拡張が必要となり建設された山の田貯水池(明治41年完成)が山の田浄水場の始まりである。以来、数回の拡張工事を経て、様々な施設が設けられた。存在そのものが珍しい砂倉庫や浮彫を多用し装飾的な(旧)量水池上屋、ゴシック風の第2配水池入口など、これらの構造物は明治期、大正期の建物の様式を残しており意匠的な工夫が見られる。 佐世保市の水需要を支えてきた施設群であり、貴重な遺産であることは言うまでもないが、その施設群の一部が今なお現役で活躍していることに賞賛を送りたい。 |
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