吊橋を支える主塔の基礎はどうやって作るのでしょうか?
アンカレイジはケーブルをつなぎ止めるおもりの役目をするものです。とても巨大なものですから、地中のやわらかい部分を取り除いてコンクリートで固めてから、地上部分をつくります。明石海峡大橋には2つのアンカレイジがありますが、明石側の方は約52万立方メートルもあり、地中部分だけでも霞ヶ関ビルがほぼ入ってしまいます。
明石海峡大橋の基礎には、主塔をささえる主塔基礎とケーブルをとめているアンカレイジの2つがあります。主塔基礎は、海中につくります。工場でケーソンという鋼鉄のワクを作り、橋の位置に運んでから、その中にコンクリートを詰めます。