5月の行事と募集

「第2回ライフサイクルコストに関するワークショップ」開催のご案内
開催日:6月1日[木]

 社会・経済情勢の急激とも言える変化の中で、低成長、コストダウン、性能設計、許容リスク等の観点から構造物のライフサイクルにわたるコスト(LCC)を合理的に取り扱い、最小化したいというニーズが顕在化しています、既存の構造物のリニューアルやメンテナンスのみならず、新設構造物の設計段階においてもLCCの考え方が適用されつつあります、さらに、構造物の長寿命化や、維持点検補修等の、構造物のハードに関わる具体的なテーマからLCCの問題をとらえると同時に、LCCの提起する最適化基準に関する新しい考え方、構造物の安全性を支える性能や品質の維持など、幅広い観点からこの問題をとらえていくのも、土木技術者にとって重要な視点と考えられます、このような背景から、昨年12月9日に第1回ワークショップを開催しました、 今回の第2回ワークショップでは、海外のLCCの動向についてご紹介し、国内の現状と比較することを目的にしています、そこで、アメリカにおけるLCCの動向について、この分野の研究で著名なコロラド大学のProf.Frangopolとミシガン大学のProf.Nowakを招いて、ご講演いただくことを企画しました、さらに、海外の動向にも詳しいご講演者2名を招いて、LCCの今後の展望についてもご講演いただきますどうぞ奮ってご参加頂きますよう、ご案内申しあげます。


1.主催―――――土木学会(担当:構造工学委員会構造物安全性連絡小委員会,AL技術の構造システム最適化への応用に関する研究小委員会)
2.日時―――――6月1日[木]13:30〜16:50
3.会場―――――中央大学駿河台記念館285号(東京都千代田区神田駿河台JRお茶の水駅聖橋出口より徒歩3分)
4.定員―――――140名
5.参加費――――2,000円(資料代)
6.申込方法―――自由参加(当日会場にてご記帳下さい.事前のFAX等は一切不要です.)
7.テーマ――――(1)アメリカにおけるLCC応用の紹介 (2)海外の動向を踏まえた国内のLCC応用の動向と展望
8.プログラム――13:30〜15:15テーマ(1)に関する講演
・Prof.Dan M.Frangopol (University of Colorado at Boulder,USA)
“Life-Cycle Cost Analysis and Design of Infrastructure Systems in USA”
・Prof.Andrzej S.Nowak (University of Michigan,USA)
“Prediction of Remaining Life for Concrete Bridge Decksagainst Deterioration”
(休憩)
15:25〜16:50テーマ(2)に関する講演
・松島 学(香川大学工学部教授)
“コンクリート構造物の塩害劣化過程とライフサイクルコスト”
・大村 修(パシフィックコンサルタンツ社会政策室)
“米国・道路舗装の分析ガイダンスに見るLCC応用の展望”
9.問合先――――土木学会 研究事業課 河西貴志
(E-mail:an-yu307@jsce.or.jp/TEL 03-3355-3559)

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