「高地震力に対する土構造物の耐震設計法に関する研究報告会」
開催のお知らせ
開催日:9月28日(木)9:30〜17:30/申込締切日:9月18日(月)
行事コード:E052/略称:高地震講習会
河川堤防や道路盛土、鉄道盛土などの土構造物は、地震により変形が生じてもすぐには大規模な破壊に至らない、いわゆる靭性を期待できる構造物です。しかしながら、その耐震計算法としては、旧来の震度法による円弧すべり法などの極限釣合安定解析法がいまだ主流をしめているのが現状です。この耐震計算法は、土構造物の変形によるエネルギー吸収を考慮できないため、レベル2地震動のような高地震力に対して適用することは合理的とは言えません。
そこで、地震工学委員会では、堤防や盛土などの土構造物を対象として、変形を許容することによりレベル2地震動に対して合理的な耐震設計を実現する方法について3年間にわたって研究を行ってきました。主な研究内容としては、許容変位量の設定に関する考え方、盛土構造物の地震被害の分析、地震時残留変位量の予測法についてで、これらの研究成果を広く学会員にお知らせするために、下記の要領にて報告会を開催することといたしました。
併せて、道路盛土、鉄道盛土、農業用アースダムについて、関係研究機関の研究者による耐震設計法あるいは耐震設計・耐震補強の事例について報告をお願いしております。どうぞ土構造物の耐震設計に興味のある方は奮ってご参加ください。
記
1.主催 土木学会(地震工学委員会・高地震力に対する土構造物の耐震設計法に関する
研究小委員会)
2.日時 9月28日[木]9:30〜17:30
3.場所 中央大学駿河台記念館(東京・お茶の水)
4.定員 200名
5.参加費 会員7000円、非会員8000円、学生会員3000円(いずれも消費税、テキスト代
含む)
6.プログラム(予定)
9:30−9:40 開会挨拶
小委員会委員長 東畑郁生(東京大学)
9:40−10:20 土構造物の許容変位量の設定に関する考え方 岩下和義(埼玉大学)
10:20−11:10 盛土の振動台実験事例の分析 原田健二(不動建設)
地震被害事例の分析 立石 章 (大成建設)
11:10−12:10 土構造物の地震時残留変位量予測法の検討(その1)
検討概要
立石 章 (大成建設)
DEM
山本 修一(大林組)
12:10−13:10 昼食休憩
13:10−15:20 土構造物の地震時残留変位量予測法の検討(その2)
弾塑性FEM解析 若井明彦(群馬大学)
ニューマーク法 真鍋進(日本技術開発)
累積変形解析 篠原秀明(応用地質)
予測法のまとめ 若井明彦(群馬大学)
15:20−15:40 休憩
15:40−17:20 盛土構造物の耐震設計法・耐震設計事例
小規模アースダム 谷 茂(農林水産省農業工学研究所)
道路盛土 岡村未対(建設省土木研究所)
鉄道盛土 舘山 勝(鉄道総合技術研究所)
17:20−17:30 閉会の挨拶 後藤 洋三(大林組)
7.申込方法 学会誌綴じ込みの「本部行事参加申込書」に所定事項(特に行事コード番号)を明記の上、経理課宛FAXにてお申し込み下さい。申込書到着後、10日前後にて折り返し「参加券」をお送り致します。
8.申込締切日 平成12年9月18日(月)(必着)
9.申込に関してお願い:
@ 申込込締切日前に定員に達している場合がございますので予めご了承ください。 なお、締切日以降の事前受付はいたしません。但し、定員に余裕がある場合のみ、行事当日に会場にて受け付致します。
A
申込み後、やむを得ずキャンセルをされる場合は、必ず開催日の5日前(土・日・祝祭日を含まず)までに経理課宛ご連絡ください。ご連絡がない場合は、参加費を徴収させて頂きますので予めご了承ください。
B 申込をされる前にご送金頂くことはトラブルの原因となりますので固くお断り致します。
C テキストのみご希望の場合は、行事終了後に下記「内容問合先」までお問い合せ下さい
10.内容問合先 @土木学会事務局研究事業課 飯野
п@03-3355-3559/e-mail
minoru@jsce.or.jp
A大成建設(株)技術研究所 土木研究部土質研究室 立石 章
〒245-0051 横浜市戸塚区名瀬町344-1
FAX 045-814-7253 /e-mail : tateishi@ce.taisei.co.jp
11.申込問合先 土木学会事務局経理課
п@03-3355-3436(課直通)
以上