8月の行事と募集

「1995年兵庫県南部地震」5周年特別企画
「日本,地震,あれから,これから」開催のご案内
開催日:10月5日[木] ・6日[金]
申込締切日:2000年9月25日[月]
行事コード:E051
略称:地震,あれから


 1995年兵庫県南部地震から5年以上の年月が経過しました.この地震が我々に突きつけた課題は何だったのか,それに対して地震工学はいかに対処してきたのか,今後の課題は何か,など総合的な検証を行い今後の技術・研究の方向性を探る意味から,「日本,地震,あれから,これから」と題する講演会・パネルディスカッションを開催することにいたしました.ふるって参加されますようご案内いたします.

			         記


1.主催―――――地震工学委員会
							
2.日時―――――10月5日[木]・6日[金]の両日

3.場所―――――中央大学駿河台記念館
        (千代田区神田駿河台3-11-5)
        JR 中央線お茶の水駅下車 徒歩5分

4.定員―――――400名

5.参加費等―――9月25日[月]までのお申込み:
        8,000円(資料代含む)/当日申込:10,000 円(資料代含む).

6.申込方法―――学会誌綴じ込みの「本部行事参加申込書」に所定事項(特に行事
        コード番号)を明記の上,経理課宛FAXにてお申し込み下さい.
        申込書到着後,10日前後にて折り返し「参加券」をお送り致します.

7.申込に関してお願い:
 (1)申込締切日前に定員に達している場合がございますので予めご了承ください.
   なお,締切日以降の事前受付はいたしません.但し,定員に余裕がある場合のみ,行事当
   日に会場にて受付致します.
 (2)申込み後,やむを得ずキャンセルをされる場合は,必ず開催日の5日前(土・日・祝祭日を
   含まず)までに経理課宛ご連絡ください.ご連絡がない場合は,参加費を徴収させて頂きま
   すので予めご了承ください.
 (3)申込をされる前にご送金頂くことはトラブルの原因となりますので固くお断り致します. 
 (4)テキストのみご希望の場合は,行事終了後に下記「内容問合先」までお問い合せ下さい.余
   部がある場合にのみ実費にて販売いたします.

8.内容問合先――土木学会事務局研究事業課 飯野 TEL 03-3355-3559

9.申込問合先――土木学会事務局経理課 TEL 03-3355-3436

10.プログラム ―内容は「特別講演会」,テーマ毎のパネルディスカッション,「総合研究討論会」お
        よび「特別報告会」(土木構造物の耐震設計法特別委員会報告)からなります.
        


 なお,講演者,パネリスト等については変更される可能性があります.変更については順次地震工
学委員会のホームページに掲載していきます.こちらをご参照ください.
http://www.jsce.or.jp/committee/index.html




特別講演会:1.溜水義久氏(地域振興整備公団理事・元兵庫県副知事)
       「兵庫県南部地震から5年を経て」
	    2.志方俊之氏(帝京大学教授・元陸上自衛隊北部方面総監)
       「首都圏の防災対策と危機管理」

10月5日(木)9:30〜11:45
パネルディスカッション

PD1 地震・断層変位・地震動 −いつ,どのくらい動くのか,その対処法は−
10月5日(木)12:45〜14:45
コーディネータ:大町達夫(東京工業大学)
パネリスト:金折裕司(山口大学),山崎晴雄(東京都立大学),小長井一男(東京大学),谷 和夫
      (横浜国立大学),岩田秀治(JR 東海コンサルタンツ梶j
キーワード:内陸活断層,断層変位,活断層調査,確率評価,予測可能性,破壊過程,地域性,設
      計事例,対策処置

PD2 断層近傍の地震動 −地震動はどれほど大きいか−
10月6日(金)9:30〜11:30
コーディネータ:佐藤忠信(京都大学)
パネリスト:武村雅之(鹿島建設梶j,釜江克宏(京都大学),纐纈一起(東京大学),清野純史(京
      都大学),翠川三郎(東京工業大学)
キーワード:直下地震,被害分布,最大地動分布,アスペリティ,ディレクティビティ,上盤・下盤,
      横ずれ断層,縦ずれ断層

PD3 液状化・側方流動 −何が問題か,何を解決しなければならないか−
10月5日(木)12:45〜14:45
コーディネータ:濱田政則(早稲田大学)
パネリスト:安田 進(東京電機大学),国生剛治(中央大学),松尾 修(建設省),菅野孝広(運
      輸省),吉田 望(佐藤工業梶j
キーワード:液状化・流動化被害の教訓,液状化判定法,地盤の液状化抵抗特性,液状化地盤の振動
      特性,液状化の構造物への影響,流動化地盤,流動変位,流動力,流動化の構造物への
      影響,構造設計論,課題と今後の方向

PD4 基礎の耐震・動的相互作用 −見えないところに問題は−
10月6日(金)9:30〜11:30
コーディネータ:後藤洋三(椛蝸ム組)
パネリスト:水野二十一(建設省),白戸真大(建設省),室野剛隆((財)鉄道総合技術研究所),三
      浦房紀(山口大学),田蔵 隆(清水建設梶j
キーワード:杭基礎,地盤変形を考慮した耐震設計法,基礎の耐震補強,非破壊(健全性,被災)調
      査法,地震被害,液状化,側方流動

PD5 構造物の耐震・減震・免震・制震 −レベル2 地震動に最適な構造システムとは−
10月6日(金)12:30〜14:30
コーディネータ:家村浩和(京都大学)
パネリスト:川島一彦(東京工業大学),上部達生((財)港湾空港建設技術サービスセンター),西村
      昭彦(潟eス),岩楯敞広(東京都立大学),竹内幹雄(渇恆コ組)
キーワード:耐震,免震,制震,減震,橋梁,港湾構造物,鉄道構造物,電力施設,地下構造物,最
      適地震対策,性能設計

PD6 震動実験・地震観測・数値解析 −研究手段の進化とこれからの期待−
10月5日(木)15:00〜17:00
コーディネータ:柴田 碧(東京大学名誉教授)
パネリスト:大槻 明(清水建設梶j,佐藤正義(科学技術庁),澤田義博(名古屋大学),杉田秀樹
      (建設省),目黒公郎(東京大学),門前弘邦(富士通梶j
キーワード:構造物・地盤の地震時挙動,大規模震動実験,遠心載荷実験,地震観測,数値シミュレ
      ーション,I T ,実験・観測の将来的意義,インフォメーションネットによる実験施設〜
      研究者の連携,実験〜数値シミュレーションのハイブリッド化

PD7 ライフライン・都市の防災 −新技術が拓く21 世紀の地震防災−
10月5日(木)15:00〜17:00
コーディネータ:堀宗朗(東京大学)
パネリスト:石井晃(鹿島建設梶j,田所諭(神戸大学),太田守重(国際航業梶j,松岡昌志(理化
      学研究所),家田仁(東京大学)
キーワード:新技術,リアルタイム地震防災,GIS ,空間情報,GPS ,モニタリング技術,I TS ,ロ
      ボット,エージェント,人工衛星等

PD8 社会システムと防災 −大震災の教訓は活かされているか−
10月6日(金)12:30〜14:30
コーディネータ−:佐伯光昭(日本技術開発梶j
パネリスト:岡田憲夫(京都大学),草野直幹(界RS ),泊 次郎(朝日新聞),吉田八左右(大阪
      府),山崎裕司(システムズ梶j
キーワード:行政施策,教育・研究機関と企業の取り組み,地域住民,技術者個人,防災技術普及向
      上のインセンティブ,情報公開,防災アセスメント,防災投資の合意形成システム,21
      世紀の防災事業遂行システム

総合研究討論会 −日本,地震,あれから,これから−
10月6日(金)14:45〜16:45
コーディネータ−:片山恒雄(地震工学委員会委員長)
パネリスト:各パネルのコーディネーター
	
特別報告会  土木構造物の耐震設計法特別委員会報告
        −土木構造物の耐震基準等に関する第3 次提言−
10月5日(木)17:15〜18:00
講演者:濱田政則(早稲田大学)
    土木学会は「土木構造物の耐震設計法に関する特別委員会」を平成8年9月に組織し,土
    木構造物の耐震設計法や社会基盤施設の地震防災性向上のあり方について検討を重ねてきた.
    この検討結果をもとに,土木構造物の耐震性能と今後の耐震設計法のあり方等についての第
    3次提言をとりまとめた.参加者には報告書を無料配布予定です.

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