平成11年の環境アセスメント法の施行以来，さまざまな現場でアセスのための生態系調査が行わ れている．これは「自然環境の体系的保全」を行うために「地域を特徴づける生態系」を把握し，も って予測・評価を行うことを目的としているが，まだ各現場で，創意工夫と試行錯誤を繰り返しなが ら進められている段階にあると思われる．今回は，最近の生態系調査では従来の生物調査とどのあた りが異なってきたのかを，実際の調査事例や各省庁，自治体が作成した調査マニュアル類などに基づ き概説し，調査および予測・評価手法における問題点や課題について述べる．
　特に，今後自治体の条例に基づき行われるアセスを考慮し，比較的小規模な事業ではどこまで踏み 込んで調査を行うべきかを考えたい．また，効率的・効果的な生態系アセスを進めていく上で不可欠 な情報の共有化，生物調査技術者と土木工学技術者の今後の役割・協働などについても触れる．

　講師：新日本気象海洋�梶@西　浩司

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

1.主催――――土木学会四国支部

2.日時――――11月30日［木］13：30〜16：00

3.応募締切――11月23日［木］

4.場所――――徳島大学工学部　工業会館メモリアルホール（徳島大学工学部内，北東隅）
　　　　　　　〒770-8506　徳島市南常三島町2-1　TEL　088-656-5432

5.定員――――100名程度

6.参加費―――1,000円（当日払い）

7.申込方法――参加希望者は，氏名，所属，電話番号，ファックスを明記のうえ，下記宛FAXに
　　　　　　　てお申込み願います．
　　　　　　　徳島大学大学院工学研究科エコシステム工学専攻
　　　　　　　上月康則，TEL/FAX　088-656-7335
　　　　　　　E-mail:kozuki@eco.tokushima-u.ac.jp