土木学会誌
本部行事

「コンクリートの環境負荷評価」に関する講習会ならびにシンポジウムの開催について
行事コード:212
行事略称:コンク環境負荷講習会

コンクリート委員会コンクリートの環境負荷評価研究小委員会(委員 長:河合研至)では,コンクリート構造物のライフサイクルにおける環境 負荷を考慮した設計,施工,維持管理,解体・廃棄・再利用が行える手 法をより具体的に示すことを主な目的として,2年間の活動を行ってまい りました.
今回,この委員会の研究成果を報告するとともに,「コンクリートの環 境負荷評価」に関して幅広く議論することを目的に標記シンポジウムを開 催いたします.つきましては,奮ってご参加いただきますようお願い申し 上げます.なお,プログラムを一部変更する場合もありますのであらかじ めご了承くださいますようお願い申し上げます.

1.主催 土木学会(担当:コンクリート委員会コンクリートの環境負荷評価研究小委員会)
2.日時 5月14日[火]9:50−17:00
3.場所 野口英世記念会館
(新宿区大京町26 TEL03-3357-0741,JR千駄ヶ谷駅より北東へ徒歩7分, JR信濃町駅より北西へ徒歩10分)
4.定員 150名(申込先着)
5.参加費 会員8,000円,非会員11,000円,学生5,000円
(テキスト資料代を含む.コンクリート技術シリーズ)
6.申込方法
学会誌綴込みの「本部行事参加申込書」に所定事項(特に行事コー ド番号)を明記の上,研究事業課宛FAXにてお申し込みください. 申込書到着後,10日前後にて折り返し「参加券」をお送りいたしま す.
*申込みに関してお願い
@申込締切日前に定員に達している場合がございますのであらかじめ ご了承ください.なお,締切日以降の事前受付はいたしません.た だし,定員に余裕がある場合のみ,行事当日に会場にて受付いた します.
Aお申込み後,やむを得ずキャンセルされる場合は,必ず開催日の1 週間前までに研究事業課宛ご連絡ください.ご連絡がない場合は, 参加費を徴収させていただきますのであらかじめご了承ください.
B申込みをされる前にご送金いただくことはトラブルの原因となりま すので固くお断りいたします.
7.申込締切日 4月26日[金]必着
8.問合先 土木学会事務局研究事業課(担当:小野寺)
(TEL 03-3355-3559/FAX 03-3355-5278)
9.プログラム
司会:谷村 充(太平洋セメント)
9:50−10:00 開会挨拶
コンクリート委員会委員長 魚本健人(東京大学)
10:00−10:10 全体概要・活動目的
小委員会委員長 河合研至(広島大学)
10:10−10:40 コンクリートの環境負荷評価手法の概念
田中博一(清水建設)
10:40−11:10 コンクリートの環境負荷に関するインベントリとケーススタディー
市川牧彦(太平洋セメント)・佐野 奨(太平洋セメント) ・吉田 敦(日本道路公団)
11:10−11:40 コンクリートの環境負荷手法の運用に関する動向
鶴田 滋(東京電力)・坂田 昇(鹿島建設)
11:40−12:40 昼食
司会:山路 徹(独立行政法人港湾空港技術研究所)
12:40−13:10 環境ポイントによるコンクリート構造物の環境負荷評価
枝松良展(住友大阪セメント)
13:10−13:40 環境負荷評価方法の一提案
河合研至(広島大学)
13:40−14:55 一般研究論文I
1)コンクリート橋を対象とした新骨材と再生骨材を用いた場合の二酸化炭素排出量の比較
水口裕之,李 保群(徳島大学),竹中隆司(高知県),若木信也(基礎建設コンサルタント)
2)コンクリート用再生骨材の環境負荷と経済性
柳橋邦生(竹中工務店)
3)再生骨材の物理的性質および環境負荷に及ぼす製造方法の影響
鶴田浩章,松下博通,佐川康貴,古賀隆一,香田真生(九州大学)
4)原コンクリートの性質が再生コンクリートの圧縮強度に与える影響について
今野克幸(北海道工業大学),佐藤靖彦(北海道大学),成田義昭(共和コンクリート工業),伊藤正澄(アグロ技術)
14:55−15:05休憩
司会:上野 敦(東京都立大学)
15:05−16:55 一般研究論文II
5)様々な統合化手法を用いた鉄筋コンクリート構造物の環境負荷評価
一坪幸輝,佐野奨,市川牧彦(太平洋セメント)
6)解体コンクリート処理サービスにおけるタイプIII環境ラベルの取得
島 裕和,美坂 剛,立屋敷久志,中戸毅之(三菱マテリアル)
7)セメントおよび天然骨材を使用しない低環境負荷型固化体の開発―鉄鋼スラグ水和固化体―
松永久宏,小菊史男,高木正人,谷敷多穂(川崎製鉄),山路 徹(独立行政法人港湾空港技術研究所)
8)環境負荷低減型浸透性コンクリート舗装の開発
松本公一,羽生賢一(住友大阪セメント),児玉孝喜(鹿島道路),伊藤昌昭(小沢コンクリート工業)
9)海岸構造物用コンクリートへの石炭灰の多量使用に関する検討
井上大輔(群馬大学大学院),島袋浩明(沖縄県建設技術センター),野尻拓男(中研コンサルタント),杉山隆文(群馬大学)
10)透水性コンクリート管の換気システムへの利用
國嶋典裕(小沢コンクリート工業),鈴木幸正(森村設計)
16:55−17:00 閉会挨拶
小委員会幹事長 杉山隆文(群馬大学)

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