近代都市にきわめて甚大な被害をもたらし,設計や施工に関わる耐震技
術の変革の契機となった1995年兵庫県南部地震以降,国内外で甚大は
被害をもたらす地震が多数生じています.また,最近の種々の地震観測網
の充実や行政機関やNGOによる地震後の対応の整備により,地震防災へ
のソフト・ハード面での取組みも向上しています.
土木学会地震工学委員会では,地震被害の情報を広く会員に公開し,そ
の調査を系統的に実施することを目的として平成9年に地震被害調査小
委員会を設置し,兵庫県南部地震以降の地震による被害調査活動や報告
の支援を実施してきました.
本小委員会はこれまでの地震被害調査活動を踏まえ,その特徴と今後の
課題を報告するとともに,被害調査や地震防災に携わる研究者や技術者の
知見を報告する場を設けるため,標記シンポジウムを実施します.また,
シンポジウム論文集には1997年以降の国外地震被害調査の英文調査報
告書のCD版も添付する予定です.お誘い合わせの上,奮ってご参加くだ
さいますようお願い申し上げます.
1.主催 |
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土木学会地震工学委員会(担当:地震被害調査小委員会) |
2.日時 |
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6月7日[金]9:30−17:30 |
3.場所 |
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土木学会講堂 |
4.定員 |
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150名 |
5.参加費 |
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会員5,000円 非会員6,000円 (論文集および地震被害調査英文報告書CDを含む) |
6.参加方法
本シンポジウム名,および参加者氏名,所属,連絡先住所,電話番
号,メールアドレスを明記して,E-mailまたはFAXで下記申込先宛
に5月末日までにお申し込み下さい.なお,参加費は当日会場にてお
支払いください. |
7.プログラム(案)
「最近の地震の特徴と課題」に関する報告(9:30−12:00) |
神津島近海地震 |
橋本隆雄(千代田コンサルタント) |
鳥取県西部地震 |
清野純史(京都大学) |
芸予地震 |
野田 茂(香川大学) |
エルサルバドル地震 |
渦岡良介(東北大学) |
インド西部地震 |
濱田政則(早稲田大学) |
ペルー地震 |
小長井一男(東京大学) |
・特別講演(13:00−14:00) |
名古屋大学教授 福和伸夫氏 |
「南海トラフの巨大地震に備えた地震防災技術者の取り組み方」 |
・一般発表(14:00−17:30)
堀 宗朗(東京大学),村上ひとみ(山口大学),上之薗隆志(国
土交通省建築研究所),木村智博(東京大学大学院),松岡昌史
(防災科研),アイダン・オメール(東海大学),宮島昌克(金沢
大学),山本哲郎(山口大学),松田泰治(九州大学),三輪 滋
(飛島建設),森伸一郎(愛媛大学),小山真紀(東濃地震科学研
究所),中村 晋(日本大学)の各氏 |
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8.申込先 |
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土木学会地震工学委員会・地震被害調査小委員会
事務局担当 飯野 実
TEL 03-3355-3559
E-mail:minoru@jsce.or.jp |
9.問合先 |
: |
日本大学工学部土木工学科 中村 晋
TEL 024-956-8712
E-mail:s-nak@civil.ce.nihon-u.ac.jp |