記
1.委員会名称 | : | コンクリートの環境負荷評価研究小委員会 |
2.研究目的 | : | 将来において環境に対し負荷を及ぼす程度が,コンク リートの有する一性能として位置づけられ,環境性能 として性能照査の対象になると考えられる.このことを 踏まえて,環境性能の内容と照査・検査方法を具体化 する手法について調査研究を行うことを目的とする.ま た,本小委員会の活動を通じて,各委員の研究の発展 とこの分野の体系化を図る. |
3.構成 | : | 委員長 河合研至(広島大学) 幹事長 杉山隆文(群馬大学) |
4.活動内容
本小委員会は,1999年12月から2001年12月までの2年間
に,第1期目の活動を行い,コンクリートの環境負荷評価手法の概
念,環境負荷評価に関する計算手法,環境負荷評価手法の運用方法
について検討した.そして,これらの活動成果を公表するために,コ
ンクリート技術シリーズとしてとりまとめるとともに,5月14日
[火]に講習会およびシンポジウムを開催する.
今回設置される2期目の小委員会では,第1期目で明らかになった
課題を踏まえて活動を行う.すなわち@環境に負荷を及ぼす要因はエ
ネルギー消費量,CO2排出量,NOx排出量,SOx排出量,廃棄物
発生量など多種多様であること,Aこれらのうちのいずれかの要因を
重要視して環境負荷評価を行うのか,あるいは環境負荷の全般にわた
って評価を行うのかによって,評価手法は大きく異なってくること,
B性質の異なる複数の環境負荷要因を統合して評価を行うためには,
それらを数値の上で合理的に統合する手法を開発しなければならない
ことなどを念頭に活動を行う.そのために,次の活動を行う.
(1)環境負荷を計算する基礎となるインベントリデータの充実を図
るため,これらの収集または作成を行う.
(2)異なる環境負荷要因の統合化手法を検討する.
(3)コンクリートの環境性能を具体化させ,その照査方法の検討ならびに問題点の抽出を行う. |
||
5.期待される成果
コンクリートのライフサイクルにおける環境負荷に関連する数値の
整備と,環境負荷をコンクリートの性能としてとらえた評価方法の枠
組の作成が期待できる. | ||
6.活動期間 | : | 2年間 |
7.応募締切日 | : | 5月31日[金] |
8.応募方法 | : | 下記宛E-mailまたはFAXでお申し込みください. 杉山隆文(群馬大学) 〒376-8515 桐生市天神町1-5-1 群馬大学工学部建設工学科 FAX 0277-30-1601 E-mail:takaf@ce.gunma-u.ac.jp |