名称：構造計画小委員会
提案者代表：藤野陽三（東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻）

近年，性能設計への移行，バリューエンジニアリングの導入や海外 事業，PFI事業への展開などを背景に，建設事業を取り巻く環境が大 きく変化し，また，それに伴って合理的なコストダウンへの要請がか つてない高まりを見せている．これら昨今の情勢を鑑みるとき，旧来 型の構造設計の枠を超え，積極的にコンセプトレベル，構造形式レベ ルにおいて提案を行う高度な構造計画能力の必要性が高まっている． しかしながら，従来，構造計画は，各技術者の経験やアートに近いも のとされており，体系的な取り扱いはなされておらず，大学等教育機 関においても，系統的な教育プログラムは提供されるに至っていない．

そこで，本委員会では，構造計画，特に橋の構造計画に焦点を当 て，これまでのわが国における経験や事例を集大成するとともに，体 系的かつ効率的な学習と人材育成が可能なテキストを執筆することを 目的として，研究調査活動を行う．

発足当初は，分野ごとの情報交換や土木以外の分野の動向調査を含 めた勉強会を中心として進め，必要に応じてワーキンググループを設 置して活動を進める．最終的には，研究調査活動に基づいて「構造計 画」の体系を示すテキストを執筆し，講習会を実施する予定である．

2002年7月から2年間とし，2か月に1回程度の開催とする． 旅費等の活動費の支給は行わない．E-mailによる連絡・討議を活用 する．

本委員会に応募される方は，�@氏名，年齢，所属，連絡先住所，電 話番号，FAX番号，電子メールアドレス，�A応募理由，本委員会で 取り組みたい内容のキーワード（20語程度），現在の主たる研究･業 務の概要をA4用紙1枚に記入の上，下記申込先までお送りくださ い．なお，委員の選任にあたっては，委員会の運営上，応募理由，提 案内容および委員構成割合を考慮させていただき，応募者多数の場合 にはご参加いただけないこともありますので，あらかじめご了承くだ さい．