「第6回 地震時保有耐力法に基づく橋梁等構造の耐震設計に関するシンポジウム」開催のご案内
開催日:平成15年1月23日[木]及び24日[金]
主旨:
兵庫県南部地震による甚大な被害に鑑み、橋梁等構造の耐震設計においては、弾性挙動の範囲に収まるように設計するだけでは不十分であるという反省から、大地震時に生じうる現実的な地震動を設計地震力として見込み、構造物の動的耐力やじん性に基づいて耐震設計する「地震時保有耐力法」が広く実務に適用されるようになってきました。
しかしながら、わが国における地震時保有耐力法による構造物の耐震設計の歴史はまだ浅く、構造物の非線形挙動や限界状態の評価など今後研究すべき課題も多数残されていることから、設計実務においては地震時保有耐力法の適用にあたってはさまざまな課題が指摘されています。また、最近では、国際化対応や新技術対応を図るために性能設計が主流となりつつありますが、このような場合にどのようにして耐震性能を明示、検証すべきかといった点についてもさらなる研究が必要とされているところです。
地震工学委員会では、平成9年より「地震時保有耐力法に基づく耐震設計法の開発に関する研究小委員会」を設立し、地震時保有耐力法に基づく橋梁等の構造物の耐震設計法の開発を行うと同時に、その適用上の課題点に関する情報交換を図ることを目的として、過去5回にわたり毎年標記シンポジウムを開催してきました。
この度、本小委員会の活動の一環として第6回シンポジウムを下記にて開催することを計画しています。シンポジウムでは、研究成果の発表にとどまらず、地震時保有耐力法の研究開発に取り組む研究者と、これを実際の設計に適用していく実務者の自由な意見交換の場にしたいと考えております。
1.主催:
土木学会(担当:地震工学委員会・地震時保有耐力法に基づく耐震設計法の開発に関する研究小委員会)
2.期日: 平成15年1月23日[木]及び24日[金]
3.会場: 土木学会講堂(〒160-0004 新宿区四谷1丁目無番地 【地図】)
4.参加費:
一般 7,000円,学生 3,000円(講演集代を含む)
当日,受付にてお支払い下さい.
5.参加申込み:当日受付け(当日、直接会場へお越し下さい.)
6.プログラム:こちらをクリックして下さい。(PDF形式 80KB)
7.発表等・問合先:
土木学会地震工学委員会・事務局 飯野
〒160-0004 新宿区四谷1丁目無番地
E-mail minoru@jsce.or.jp
TEL:03-3355-3559,FAX:03-5379-0125
以上