1. | 小委員会名称 | : | 名 称:土木構造物荷重指針連合小委員会 委員長:古田 均(関西大学総合情報学部 教授) |
2. | 設置の目的 | : |
設計における不確実性の要因として,最も主要なものである荷重の取扱いは,構造工学,とりわけ信頼性の分野で,古くから関心をもたれていた。
近年ではISO2394,ユーロコードなど,土木構造設計に関する国際標準の動きが急であり,また,国内においても,建築基準法の改定など国際環境の変化を睨んだ対応が進みつつある。
土木学会では,共通性と地域多様性を両立させる包括的設計体系の概念として,性能設計体系を機軸とする活動が活発に行われている。またISO対応特別委員会の活動など,行政も含めた国際化対応動きも強化されている。国土交通省では,国際化対応と分野間の整合化を企図して「土木・建築にかかる設計の基本」を2002年3月にまとめ,省内調整を経て10月に公表しているし,これと期を一にして,土木学会においても,ISO2394やユーロコード0に対応する「包括設計コード策定基礎調査委員会(日下部委員長)」が最終報告書をまとめている。
こうした設計基準の体系化,安全性確保の基本の論議の次に来るべきものが,ISO/TC98の諸活動やユーロコード1に対応する汎用的荷重指針である。個々の構造物別の荷重規定に共通する,考え方のプロセスの整理やデータの共通基盤化など,土木学会において果たすべき指針整備に向け,活動を開始することとなった。
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3. | 活動期間と内容 | : | 活動期間:2003年夏から3年間(公募完了前に,一部の作業を進めますので,ご了承ください) 活動内容: 1.
構造工学委員会「構造設計国際標準化研究小委員会」(1998-2000)報告にある「土木構造物荷重指針ガイドライン(案)」を参考に,建築物荷重指針・同解説など関連規定さらには,性能設計に関する各種指針や活動との関連性を詳細に検討し,土木構造物荷重指針の記述体系と骨子をまとめる。
2.
この活動方針に従って,具体化可能な荷重因子(例えば,風速など)をいくつか取り上げ,具体的なデータ分析法や指針化の方策を検討する。
3. これらの検討結果を基に荷重指針を発表する。
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4. | 公募する委員の数 | : | 10名程度(情報提供,あるいは共同して指針の執筆作業が可能な方に限定させていただきます。ご希望に添えない場合もありますので,悪しからずご了承ください) |
5. | 応募方法および連絡先 | : | 以下の内容を記述したメールを連絡先までご送付ください。 (1)氏名,(2)所属(部署・役職),(3)連絡先(郵便番号・住所・電話・Emailアドレス)(4)当小委員会活動に対する関心の内容および,可能な貢献の内容 連絡先:佐藤尚次(当小委員会 幹事長) 〒112-8551 文京区春日1-13-27 中央大学理工学部土木工学科 TEL/FAX.03-3817-1802 E-mail:sato@civil.chuo-u.ac.jp |