1. 委員会名称 | : | コンクリートの表面被覆および表面改質技術研究小委員会 |
2. 構成 | : | 委員長:片脇清士((社)日本橋梁・鋼構造物塗装技術協会) 幹事長:坂田 昇(鹿島建設) 〒182-0036 調布市飛田給2-19-1 鹿島建設(株) 技術研究所 材料・LCEグループ E-mail:sakatan@kajima.com TEL 0424-89-7071/FAX 0424-89-7073 |
3. 研究の目的
2001.09〜2003.08においてコンクリート委員会 コンクリート構造物への表面被覆および表面改質技術の適用性研究小委員会(以下325委員会と称する)において,表面被覆や表面改質について研究を実施した。325委員会においては,3つのワーキンググループに分かれ,1.現状技術の調査,2.試験方法の調査,3.要求性能の調査を行った。その成果として,現在使用されている表面被
覆材,表面改質材(浸透性吸水防止材,浸透性改質材)の技術情報を集約し,課題の抽出,今後の方向性を導いた。また,現在表面被覆材について実施されている試験方法を整理し,各企業体にて用いている規準値などをまとめ,これら試験方法の課題の抽出,および適切な試験方法の考え方について整理した。さらに各種劣化要因毎に表面被覆材,表面改質材に要求される性能を整理し,照査方法の可能性を検討した。
325委員会では表面被覆,表面改質の2種類の工法を対象とし,主に表面被覆材に関する検討がなされ,有意義な結論が導かれている。一方で,表面改質材料,特に浸透性吸水防止材については十分な検討がなされていない。これは,浸透性吸水防止材の利用が建築では古くから用いられているものの,土木構造物では,この2〜3年で急激に拡大してきたため,実構造物への適用事例がまだ少なかったことが原因として挙げられる。
また,浸透性吸水防止材は浸透層を形成するため,その評価が難しく,その試験方法はほとんどないのが実状である。そのため,性能試験は各メーカ,各種機関によって開発,基準としているものが多く,材料の性能を正しく評価,判定されていない可能性もある。
そこで,本委員会では2001.09〜2003.08までの成果をもとに,浸透性吸水防止材を対象として,その現状技術の調査,試験方法に関する調査,要求性能の整理を行い,コンクリート構造物への適用性を検討するものである。
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4. 研究の内容
(1)浸透性吸水防止材の技術調査
(2)浸透性吸水防止材の評価方法の調査
(3)浸透性吸水防止材の要求性能の整理
(4)浸透性吸水防止材の劣化メカニズムに関する検討
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5. 活動期間 | : | 2年間 |