近年，公共事業において，インフラ施設のリスク管理，工事費削減のための規格変更，VE,方式，デザインビルド方式，PFI,方式などの発注 形態の見直し，性能設計への移行などの重要性が認識され，リスクマネ ジメントの必要性が一段と高まってきています。

そこで，土木学会関東支部では，さまざまな観点から公共事業におけるリスクマネジメントの問題に取り組むこととし，昨年8月にリスクマ ネジメント概論（早稲田大学清宮理先生）について第1回談話会を開催 し好評をいただきました。第2回以降は，さまざまなリスク評価手法や リスク対応策，契約やファイナンスにおけるリスクの考え方，意思決定 の考え方などシリーズで談話会を開催する予定にしております。

第2回は，京都大学の大津宏康教授をお招きし，アセットマネジメン トと地盤リスクの話題を中心に建設分野におけるリスク工学の適用性に ついて約1時間程度の講演をしていただいた後，自由に意見交換を行い たいと思います。友人などをお誘いのうえ，奮ってご参加ください。