申込締切

6月14日（月）

9:10−10:30　基本的メカニズム

金子成彦（東京大学大学院　教授　工学研究科）

流れに起因する構造物の振動問題に関するこれまでの検討状況の概要説明と，基本的な1自由度系，多自由度系の運動方程式と自励振動に至るメカニズム等について説明する。

10:40−12:00　モデル化の方法

根本　晃（(株)東芝　電力システム社）

現象のモデル化に関する基本的な手続きについて解説し，流動励起振動現象理解のための基礎的な知識を得て，以降の分野別解説の基礎とする。

13:00−14:50　構造物に直交する流れによる振動

中村友道（三菱重工業(株)高砂研究所）

機器構造物に直交する流れによる渦励振，自励振動，ランダム振動現象と評価手法について解説するとともに，事例をもとにその対策方案について紹介する。

15:00−17:00　管内・管外平行流れによる振動

稲田文夫（電力中央研究所狛江研究所）

管の内外を流れる流れにより配管に生じる振動問題について事象とその評価方法，事例をベースにした対策方法について紹介する。

6月15日（火）

9:10−10:00　配管内圧力脈動

加藤　稔（(株)神戸製鋼所　機械研究所）

圧縮機，ポンプ・水車に起因する配管内の圧力脈動現象について説明すると共に，具体的事例を織り交ぜながら，その評価方法や対策方案について紹介する。

10:10−11:00　弁・はく離流による自励音

廣田和生（三菱重工業(株)高砂研究所）

弁体の自励振動，弁と管路内流体との連成振動，キャビティートーン，多孔板の自励音等のはく離による自励音について説明し，具体的事例及び対策方法について紹介する。

11:10−12:00　熱に起因する振動

藤川　猛（芦屋大学教授　教育学部）

熱に起因する振動・騒音現象について研究動向と現場の状況を紹介し，発生メカニズムとその解析法・評価方法を解説する。また多くの実例をもとにした防止対策法について述べる。

13:00−14:00　水撃現象

木内龍彦（東洋エンジニアリング(株)）

配管系で経験される水撃現象の基礎と具体例，特性曲線法による数値計算法，液柱分離モデル，非定常摩擦抵抗，および，簡易計算法等について説明し，設計実務における対策の留意点と配管内圧強 度に関わる判定基準について解説する。

14:10−17:00　パソコンによる流体−構造連成解析のデモと事例紹介

喜多雅子（サイバネットシステム(株)）

安永文洋（(株)CRCソリューションズ）

前田武夫（(株)ウェーブフロント）

石原卓哉（(株)シーデイー・アダプコ・ジャパン）

本実習では，ANSYS，FINAS，CFD-ACE，STAR-CD等を用いた流体−構造連成振動解析の実際の使用例と可能な解析内容等を 紹介します。

〔2日間の参加の場合〕

会員30,000円（大学，官公庁関係15,000円，大学院生・学生員10,000円），会員外50,000円

〔1日のみの参加の場合〕

会員20,000円（大学，官公庁関係10,000円，大学院生・学生員7,000円），会員外30,000円

ただし，いずれも教材1冊分の代金含む。

2日目の「汎用流体−構造連成振動解析のデモ紹介」は，各社概要紹介後，隣室のデモ展示を参加者全員で回っていただきます。

任意の用紙に「関西支部第269回講習会申込」と題記し，(1)氏名・会員資格，(2)勤務先・所属部課名・住所，(3)通信先，(4)所属 学協会名，(5)送金方法・送金額（内訳）・送金予定日および請求 書の要・不要，(6)1日のみ参加の場合は参加日を明記のうえ，関 西支部宛お申込みください（FAX，E-mail可）。聴講料は現金書留 または下記口座宛ご送金ください。なお，郵便振替口座の場合には 必ず通信欄に聴講者の勤務先（電話番号）・氏名と講習会名をご記 入ください。

＊銀行口座　後日送付する請求書に記載の口座へお振込ください。

（社）日本機械学会関西支部　名義

＊郵便振替口座　00920-4-75094 （社）日本機械学会関西支部　名義

◎本講習会は関西支部ホームページ（http://www.kansai.jsme.or.jp/）より申込みができますので，ご利用 ください。詳細申込方法はホームページをご覧ください。

(1)申込受付後，聴講券をお送りしますので両日とも必ずご持参ください。

(2)協賛学協会員の方も本会会員と同様にお取り扱いいたします。

〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センタービル内　（社）日本機械学会関西支部

TEL 06-6443-2073／FAX 06-6443-6049

E-mail： jsme@soleil.ocn.ne.jp