土木学会誌
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18.「第3回流体力の評価とその応用に関するシン ポジウム」の開催と論文募集

水工学委員会基礎水理部会は,主に河川水理学上の未解決の課題に 関係する基礎的問題について研究分科会を設け,研究者・技術者間の 情報交換や共同研究などの活動を行っています。その一環として,「河 川構造物等に作用する流体力と流れ」研究分科会では,以前の「水理 物体に作用する流体力」分科会の活動成果を踏まえ,河川域内における 構造物や自然物および近自然の要素を取り込んだ河川工法を用いる場合の構造物等に作用する流体力と流れ構造との関係を検討することを主目 的に活動しています。すなわち,物体に作用する流体力を主要なキーワ ードとして位置づけ,河川域内に配置された前記諸物体に作用する流体 力とそれら物体のまわりの流れ特性を取り上げ,この研究テーマに深く かかわっている他の学問分野の研究者と交流・共同し,既往研究のレビ ューによる有用な知見の集積,問題点の整理・分類,ならびに新たな研 究を実施しています。また,前記「水理物体に作用する流体力」分科会 が2000年12月に芝浦工業大学において第1回流体力の評価とその応 用に関するシンポジウムを,そして「河川構造物等に作用する流体力と 流れ」研究分科会が2003年1月に第2回のシンポジウムを開催し,共 に100名を超える参加者(官庁関係,企業関係,大学関係)を得て活 発な意見交換を行いました。このシンポジウムは有意義で今後もこのテ ーマのシンポジウムの開催を希望する,との声が多く寄せられています。 基礎水理部会では,これまで2回行ったシンポジウムの反応を踏まえ, 「河川構造物等に作用する流体力と流れ」研究分科会の活動の一環とし て,標記シンポジウムを下記の要領で企画しました。特に今回は,応用 力学委員会乱流研究小委員会(委員長:神戸大学藤田一郎氏)と共同 開催となります。ふるってご参加いただきますようご案内申し上げます。
● 主催 (社)土木学会(担当:水工学委員会 基礎水理部会)
● 参加費 一般:4,000円,学生:2,000円(論文集代含む)
● 論文課題
(1)水流(混相流を含む)と構造物,植生,自然物,河川工法に関して調査あるいは研究を行ったもの
(2)風や波,その他建設関係で遭遇する流体力に関するもの
※水理実験,数値計算,現場計測等;水工学以外の分野の研究者,官・民の技術者など幅広い層から論文を募集します。
● 論文体裁 下記の問合先にお問合せください。
● 発表形式 口頭発表
● 問合・論文提出先
〒755-8611 山口県宇部市常盤台2-16-1
山口大学工学部社会建設工学科 羽田野袈裟義
TEL 0836-85-9317/FAX 0836-85-9301
E-mail: khadano@yamaguchi-u.ac.jp

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