1993年釧路沖地震以降,わが国の地震活動は活動期をむかえているように思われます。2003年にも,十勝沖地震をはじめとして多くの
地震が発生し,これまで,あまり注目されていなかった新たな地震工学
上の問題点なども浮上してきています。このような状況のもとで,過去
の地震被害を見直し,今後起こりうる地震に対する備えをこれまで以上
に進めていくことは,地震工学関係者にとって重要な責務となっている
と言えます。
土木学会地震工学委員会では2年に1回,すなわち,世界地震工学会議(WCEE)と日本地震工学シンポジウムの中間年に地震工学研究発
表会を開催してまいりました。前回から(1)査読論文の募集,(2)論
文賞の導入を始めましたが,これらを引き継ぎ,2005年8月に第28
回地震工学研究発表会を開催いたします。ぜひ,本研究発表会にご投稿
いただき,またご参加くださいますよう,お願いいたします。
(1)査読論文の募集:報告(ongoing reports,査読なし,ページ数の制限なし,ただし,ファイルの容量による制限あり)とともに,論文(peer-reviewed papers,査読つき,4〜
10ページでファイル容量による制限もあり)を募集します。
原則として,報告はポスターセッションにて発表していただ
き,論文は,20分程度の発表,質疑応答の時間をとるよう
にプログラムする予定です(発表形式の最終決定は編集委員
会で行いますので,必ずしも原則どおりにプログラムされる
わけではないことをご承知おきください。また,講演時間等
は投稿数により変更される場合があります)。
(2)論文賞の設置:優秀な論文に対し,論文賞,論文奨励賞を設置します。論文賞は投稿された全ての論文から,論文奨励賞は若手研究者(発表時点で36歳未満)による論文から複数編が選ばれます。
なお,投稿された論文は,土木学会地震工学論文集として,また,報告
は土木学会地震工学研究発表会報告集としてCD-ROMにて出版されま
す。なお,規定のフォーマット等が満たされない場合は登載をお断りす
ることがあります。
● 期日 |
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2005年8月22日−24日(月−水) |
● 開催までのスケジュール(予定)
−投稿申込みおよび論文概要提出:2005年1月末
−論文(査読つき)投稿:2005年3月中旬
−論文(査読つき)採否通知:2005年5月下旬
−技術展示申込み:2005年5月下旬
−報告(査読なし)投稿:2005年6月中旬
−論文(査読つき) 最終原稿提出:2005年6月下旬
この研究発表会では,特別講演会,見学会,技術展示などを企画しています。これらの企画やスケジュールの詳細,また皆様へのお知らせやお願いは下記のURI でお知らせいたします。
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