土木学会誌
行事関西

cpd16.第35回初心者のための有限要素法講習会(演習付)


● 開催日 第1部:2005年7月27日(水)・28日(木)
第2部:2005年8月24日(水)・25日(木)
● 主催 日本材料学会
● 協賛 土木学会関西支部、日本機械学会、日本鉄鋼協会、日 本建築学会、日本コンクリート工学協会、日本複合材料 学会、強化プラスチック協会、高分子学会、日本化学 会、日本レオロジー学会、プラスチック成形加工学会、 精密工学会、日本金属学会、日本鋼構造協会、日本塑 性加工学会、日本造船学会、溶接学会、日本溶接協会、 日本高圧力学会、日本高圧力技術協会、日本材料科学 会、日本非破壊検査協会、腐食防食協会、粉体工学会、 粉体粉末冶金協会、自動車技術会、日本材料強度学会、 日本セラミックス協会、関西造船協会
● 会場 第1部:日本材料学会会議室(京都市左京区吉田泉殿町1-101)
URL:http://www.jsms.jp/
第2部:京都大学学術情報メディアセンター演習室(南館)(京都市左京区吉田二本松町)
URL:http://www.media.kyoto-u.ac.jp/
● 趣旨
近年の有限要素法の発展にはめざましいものがあり、機械・土木・建築・金属・高分子・電気等の各分野における弾性や塑性などの構 造解析は言うまでもなく、流体力学・熱伝導・電磁場等のいわゆる非構造問題にも広く応用されています。本会では、有限要素法の基 本的な考え方を充分に理解し、それを基に有限要素法のプログラムを習得して頂くことを目的として、初心者向きの講習会を催します. 本会発行の「改訂・初心者のための有限要素法」(2001年発行)を用いた講習を基礎コースとし、さらに実際の利用方法も習得していた だくことを目的として、参加者1人1台のPCを用いて汎用ソフトウェアの演習を応用コースとして実施いたします。なお、講習会参加者 には「修了証」を発行します。また、本講習会第2部の内容は、日本機械学会が認定する計算力学技術者認定事業の2級(固体力学分野 の有限要素解析技術者)のレベルに準拠しています。第2部を受講された方は、日本機械学会(http://www.jsme.or.jp/)が別途実施する 2級用の技能講習会の履修が免除されます。
■第1部 基礎コース
まず、有限要素法近似の考え方について述べ、構造解析の基礎として重要な弾性学及び塑性力学について講述し、続いて弾 性解析・弾塑性解析の有限要素法をわかりやすく講述します。さらに、非構造分野として電磁場解析の基礎理論とその有限要素法について講述します。
■第2部 応用コース(汎用解析ソフトによる演習)
第1部の基礎をふまえて、弾性・弾塑性および動的陽解法の汎用解析ソフトを用いて、実際に要素分割から解析の実行を行いま
す。これにより、境界条件の考え方や解析の方法と解析プログラムの動作を説明します。また、解析結果の見方についても講述します。
<1日目>基本的な操作法、弾性解析の手法と演習および結果の評価について理解を深める。
<2日目>弾塑性解析および最近の解析手法について説明と演習を行う。
● プログラム
■第1部 基礎コース(材料力学または構造力学の初歩がある程度理解できている方を対象とします)
<第1日目>
9:30−12:30 弾性力学の基礎と有限要素法の考え方
京都大学  星出 敏彦
有限要素法を学ぶにあたって、マトリックス演算や弾性力学の基礎について述べ、有限要素法の基本的な考え方を説明する。
13:30−16:30 有限要素法の理論展開とプログラムおよび処理内容
立命館大学  高野 直樹
弾性変形の有限要素法プログラムを例にとり、プログラムの処理方法および結果の評価法について説明する。さらに実際の適用事例を示す。
<第2日目>
9:30−12:30 弾塑性および剛塑性問題と有限要素法
京都大学  今谷 勝次
降伏条件と流れ則などの塑性力学の基礎解説を 行い、それに基づいた有限要素法による解法について述べる。さらに熱や流れへの適用の基礎を示す。
13:30−16:30 非構造分野(電場・磁場解析)への応用
京都大学  松尾 哲司
非構造分野での応用として電場・磁場の解析が挙げられる。その理論展開の方法から最近の解析方法および解析事例について説明する。
■第2部 応用コース(演習:京都大学学術情報メディアセンター演習室で汎用ソフトウェア:MSC/Marc-Patranの使用予定)エムエスシーソフトウェア  末松 芳幸
<第1日目>汎用プリポストシステムの使い方と弾性解析
9:30−12:30 汎用プリポストシステムの使い方の説明を行い、簡単な例題について節点の定義、要素分割、境界条件の入力などを行う。
13:30−16:30 例題に基づいて弾性解析を行う。切欠きでの応力集中などの基本的な変形を例題として、第1部で説明した基礎理論の理解を深める。
<第2日目>弾塑性解析と最近の解析手法について
9:30−12:30 弾塑性解析システムを用いて解析を行い、結果の評価や現象の解析に関する知識を深めるとともに、実際の弾塑性解析技術を身につける。
13:30−16:30 最近の解析手法について事例を交えて説明する。動的陽解法の簡単な原理説明と応用事例、GAなどを用いた最適化理論とその応用について説明する。
● テキスト 本会編「改訂・初心者のための有限要素法」を使用します(税込3,780円、材料学会会員:3,400円)。なお、 演習に関わるこれ以外の資料は無料で配布します。
● 定員 1部:80名  2部:45名
● 参加費(会員は協賛団体会員を含みます)
受講コース A B C
受講日程 第1部 7/27 7/27  
7/28 7/28  
第2部 8/24   8/24
8/25   8/25
一般参加費 会員
非会員
40,000円 20,000円 25,000円
55,000円 30,000円 35,000円
学生参加費 会員
非会員
25,000円 10,000円 15,000円
35,000円 15,000円 20,000円
● 申込締切 2005年7月15日(金)(定員になり次第締め切らせていただきます)
● 申込方法 ホームページ(http://www.jsms.jp/)よりお申し込みください。郵送、FAXの場合は、受講コース、氏名、連 絡先(勤務先等)、住所(〒)、所属学会、テキスト購入の有無を明記のうえお申し込みください。なお、定員に余裕が有る場合は第1部に限り当日の 受付もしますが、第2部の受付はできませんのでご注意ください。
● 申込・連絡先 日本材料学会有限要素法講習会係
〒606-8301 京都市左京区吉田泉殿町1-101
Tel:075-761-5321 Fax:075-761-5325
E-mail:fem@jsms.jp URL:http://www.jsms.jp/
※ ご注意
1. 講師その他やむを得ない事情により、プログラムに変更が生じる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
2. 参加費の払い戻しはいたしません。

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