土木学会誌
お知らせ本部

18.「生活交通サービス研究小委員会」の委員公募のお知らせ

土木計画学研究委員会(委員長:岡田憲夫(京都大学))では「生活交通サービス研究小委員会」の設置にあたり、委員を公募いたします。 路線サービスを中心とする生活交通サービスを取り巻く諸問題に関心をお持ちの方の積極的なご応募を期待しております。

● 設置の趣旨
路線バス事業の規制緩和がなされた直後の平成14年4月に「規制緩和後におけるバスサービスに関する研究小委員会」(小委員長: 喜多秀行(鳥取大学))が設置され、昨年度まで精力的な調査研究活動を行ってきました。本研究小委員会は、これまでの成果を踏まえ つつ、さらなる展開を図るために、今年度より体制を一新して活動するために設置されました。
規制緩和の影響は各地域において異なった変化の様相を見せている一方で、サービスの提供および利用主体が何をどのように取り 組んでよいのか困惑している状況が見られます。本研究小委員会は、この公共交通サービス分野での“壮大な社会実験”の経験を共有化して知見を蓄積するとともに、サービスを適切に提供しうるた めの技術的基盤の確立と今後の政策論の展開に向けた研究・調査を行うことを目的としています。
● 活動内容
以下の内容に関する研究・調査を行い、生活交通サービスを持続的に提供するための知見の蓄積を図ります。
(1)各地域における路線バス事業者、自治体、利用者の意識と動向に関する規制緩和前後の一定期間にわたる継続的な観測と分折。
(2)地域の特性に即した生活交通確保方策の策定を支援するための学術的・技術的基盤の整備。
(3)バスサービスハンドブックとしてとりまとめた研究成果の普及と実務からのフィードバック活動と、上記の研究成果を踏まえた内容の更新。
収集した情報と研究成果を交換し活発な議論を行うため、シンポジウム、ワンディセミナーなどを開催するとともに、土木計画学研究 発表会にスペシャルセッションを設けるなど、幅広い討議の機会をもちたいと考えています。また、研究・調査が比較的広範囲にわたるため、遂行にあたっては、機動的な研究体制を工夫したいと考えています。
● 活動期間と方法
平成17年4月から3年間を予定しています。小委員会の開催は年間数回とし、可能な限りE-mail等を利用して議論と情報交換に努め たいと考えています。旅費等の活動費の支給は行いません。また、研究部会を設置し、焦点を絞った議論と情報交換を行う予定です。
● 応募方法
応募される方は、(1)氏名、(2)所属、(3)連絡先住所、電話番号、Fax番号、E-mailアドレス、(4)応募理由および関連するこれまでの研究・ 業務、(5)本研究小委員会について関心をお持ちのテーマ、を記した申込書(様式自由)をE-mailまたは郵送で下記の提出先までお送りください。
● 応募締切 2005年5月末日
● 申込書提出先および問合先
〒680-8552 鳥取市湖山町南4-101
鳥取大学工学部社会開発システム工学科
谷本圭志 TEL:0857-31-5310/FAX:0857-31-0882
E-mail:tanimoto@sse.tottori-u.ac.jp
または
喜多秀行 TEL:0857-31-5309/FAX:0857-31-0882
E-mail:kita@sse.tottori-u.ac.jp

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