土木学会誌
お知らせ本部

16.コンクリート委員会「構造物表面のコンクリート品質と耐久性能検証システム研究小委員会」(3種委員会)の委員募集
コンクリート委員会に下記の研究小委員会を発足させることになりました。積極的に活動に参加してくださる委員を募集します。ふるって ご応募ください。なお、本委員会はコンクリート委員会3種委員会のため、委員会出席のための旅費等は支給されません。

● 委員会名称 構造物表面のコンクリート品質と耐久性能検証システム研究小委員会
● 提案者 委員長 岸 利治(東京大学生産技術研究所)
幹 事 蔵重 勲((財)電力中央研究所)
● 委員会設立の趣旨、目的および活動内容
良質な鉄筋コンクリートが高いメンテナンスフリー性能を実現できる ことは複数の貴重な実例が証明するところですが、一方で、高度経済成長期に建設された施設群の中には比較的早期に劣化現象を呈する ものも少なくありません。近年では、耐久設計を導入してかぶりと水セメント比の妥当性を事前に照査し、単位水量を管理するようになってき ましたが、同様に重要な打込み・締固めや養生の妥当性が完成後に定量的に問われることはありません。個別現場生産の宿命上、耐久性の 確保は施工のプロセス管理に拠るところが大きいですが、完成後の確認なしに確証を得ることはできません。
そこで、本研究小委員会では、施工後に構造物表面のコンクリート の品質を確認する技術と、コンクリート表面の品質を踏まえて構造物の耐久性能を検証するシステムの調査・研究・整備を目的とします。具 体的には、非破壊・微破壊・サンプリング検査等による硬化コンクリートとかぶりの品質確認、耐久性に及ぼす初期ひび割れの影響判定、環 境条件とコンクリート表面品質の検査結果を踏まえた耐久性能の簡易判定、確認されたコンクリート品質を踏まえた将来劣化予測に基づく 詳細判定、およびこれらを統合した鉄筋コンクリートの品質/耐久性能検証システムの構築に向けた調査研究を行います。
● 活動方法
当初は全体委員会を中心とした議論を行い、2〜3ヶ月に1回の会合を持ちます。活動の意義の明確化を行い、既存要素技術の調査を通し た包括的な活動方針を策定した後に、WGを設置します。E-mail等を通じた情報交換を行い、宿泊を伴う集中議論も多く行う予定です。
活動期間は、活動開始から2年間とします。
● 応募方法
本委員会に委員として参加を希望する方は、氏名、所属、連絡先を明記のうえ、応募理由と抱負を短く添えて、幹事の蔵重勲まで、Email (アドレス:kurasige@criepi.denken.or.jp)でお申込みください。
● 応募締切日 2005年8月1日(月)

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