土木学会誌
本部お知らせ(公募)

25.構造工学委員会「構造工学に関する先端技術事例研究小委員会」の委員公募のお知らせ

構造工学委員会では、「構造工学に関する先端技術事例研究小委員 会」の新規設置にあたり委員を公募します。小委員会の設置目的、活動内容および応募方法は下記のとおりです。ふるってご応募ください。

● 小委員会名称
名 称:構造工学に関する先端技術事例研究小委員会
委員長:松本高志(東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻)
幹事長:吉田純司(山梨大学工学部土木環境工学科)
● 小委員会設立の背景と目的
近年、技術の研究・開発・運用をより戦略的かつ効率的に行って いくことを目的としてMOT系の学科・専攻が工学部などに新設され てきている。MOTは企業における研究開発、知財管理、マーケテ ィングなどを俯瞰し、技術経営を効率的に行い技術・製品・企業の 競争力を向上させるものということができる。
MOTの教育は、原理原則に基づく教育以外に、事例ベースのやり方があって、それを両輪とする形となっている。個々の事例に依 存することは避けられないが、複数のケースを修得することにより 実際の事例に適用を図るものである。
構造工学においても、開発、計画、設計、施工、維持管理におけ るさまざまな事例において暗黙知が存在しており、これらを形式知化することにより、従来の構造力学・構造設計などの講義を補完す る形で有用な事例集が整備できるものと考えられる。特に初学者や若手エンジニアに、各分野の実状況の概要、ならびに理論と現 場での技術内容との対応やその差異を、事例を通して理解させることが可能となる。また、今後、各分野での研究・技術開発を行う うえで、過去の事例を遡及的に分析することにより戦略的・効率的なプランを構築することができる。
そこで、本小委員会では、構造工学分野における先端技術を対象 に事例を収集し、技術開発戦略の検証と議論を行って、これを報告書としてまとめる。
● 活動内容
・構造工学の先端技術開発事例を詳しく概観できる講師を招き、事 例収集を小委員会で行う。
・この数十年間にわが国の構造先端技術の開発・実用化事例を研 究対象とすることで、将来の技術開発戦略について議論を行う。
・最終的には、構造工学の先端技術事例を紹介する報告書を作成 し、講習会を行う。
● 活動期間と開催方法
2005年9月(予定)から2年間とし、2ヶ月に1回程度の開催とする。 旅費等の活動費の支給は行わない。E-mailによる連絡・討議を活用する。
● 募集人員 20名程度
● 応募方法
本委員会に応募される方は、(1)氏名、年齢、所属、連絡先住所、 電話番号、FAX番号、E-mailアドレス、(2)応募理由、本委員会で取り組みたい内容のキーワード(20語程度)、現在の主たる研究・業務 の概要をA4用紙1枚に記入のうえ、2005年8月31日(水)までに下記申込先までお送りください。E-mailに添付していただく形式でも構 いません。なお、委員の選任にあたっては、委員会の運営上、応募理由、提案内容および委員構成割合を考慮させていただき、応募 者多数の場合にはご参加いただけないこともありますので、あらかじめご了承ください。
● 申込先 山梨大学 吉田純司
〒400-8511 山梨県甲府市武田4-3-11
TEL:055-200-8521/FAX:055-220-8773
E-mail:jyoshida@ccn.yamanashi.ac.jp

←戻る