北近畿豊岡自動車道は、兵庫県丹波市の敦賀若狭道春日JCTから兵庫県豊岡市までの約70kmの自動車専用道路で、このうち春日JCTから氷上ICまでの約7kmは今年4月に開通し、残る朝来市の和田山ICまでの約29kmにおいて平成18年秋の「のじぎく兵庫国体」までの全線供用を目標に国土交通省兵庫国道事務所と豊岡河川国道事務所が事業を進めています。

36kmの路線中にはトンネル・高架橋などさまざまな工法、自然エネルギーの活用、環境との調和、自動車専用道路としての管理システムなどいろいろなエッセンスが詰まっています。

平成16年10月の台風23号は、兵庫県北部の円山川流域に12時間で200mmを超える豪雨をもたらし、円山川流域での死者5名、浸水面積4,083ha、浸水家屋10,322戸におよぶ壊滅的な被害を発生させました。

「円山川緊急治水対策」では、再び同じ被害を繰り返さないために、5年間をめどに河道整備、築堤、内水対策、堤防強化など事業費約650億円の河川激甚災害対策特別緊急事業を国道交通省豊岡河川国道事務所が中心となって進めています。

洪水予防のためにハード対策とともにソフト対策も進めており、当地の教訓を会員の皆様の危機管理に活かしていただければ幸いです。

会員の皆様より、多数のご参加をいただきますよう、ご案内申し上げます。