土木学会誌
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「2006年度版トンネル標準示方書シールド工法限界状態設計法」講習会の開催
行事コード:6087/行事略称:「トンネル限界状態設計」

トンネル工学委員会 示方書改訂小委員会シールド小委員会(委 員長:大塚正博)では、「トンネル標準示方書(シールド工法)・同解説」 の2006年版出版に伴い、限界状態設計法について下記の要領で講習 会を開催いたします。
近年、コンクリート構造物を中心にその設計法が限界状態設計法に 移行している状況を踏まえ、シールド工法に関する今回の改訂では、 従来からの実績が豊富な許容応力度設計法を基本としながらも、新た に限界状態設計法を併記したことが大きな特徴となっております。
限界状態設計法は、構造物の安全性および使用性を確保するため の限界状態を明確にし、荷重や材料強度、構造計算などのように設計に考慮すべき各種要素のばらつきや不確実性を、確率統計論や信頼性 理論を取り入れながら、実用性を重視して安全係数という形に置き換 えて設計体系に反映しているもので、許容応力度設計法より合理性の ある設計法と考えられます。しかし、現在のところ実施例は極端に少な い状況にあり、今後、限界状態設計法を広く普及させることを目的とし て、限界状態設計法編について一人でも多くの方にその内容を理解し ていただくために、特別に講習会を実施することとしました。
本講習会では、「トンネル標準示方書シールド工法」の全体講習会 では時間の関係で説明できなかった点や示方書では書き表すことが難 しかった内容、今回の示方書制定の過程で収集した各種要素試験や 現場計測データなども紹介し、示方書の記載内容の決定根拠や現段階 では不明確な事項と今後の課題などについても説明を加えております。 さらに、具体的な設計計算例についても細かく説明を行います。
つきましては、多数の方のご参加をいただきますようご案内申し上げます。
主   催  :  土木学会(担当:トンネル工学委員会 示方書改訂小委員会シールドトンネル小委員会)
日   時  :  2006年9月7日(木)13:00〜17:00(開場12:30)
場   所  :  土木学会 2階講堂
東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内)JR四ッ谷駅徒歩3分
テキスト  :  「限界状態設計法」についての条文制定に関する資料と設計計算例
※「2006年度版トンネル標準示方書(シールド工法)・ 同解説」を持参してください(土木学会ホームページから購入できます)。
参 加 費  :  正会員:5,000円、非会員:6,000円、学生;3,000円 (テキスト代含む)
定   員  :  100名(先着申込順)
申込方法
土木学会個人会員の方は土木学会ホームページ(http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp)から申込みができます。また、学 会誌綴込または(http://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdf)の「本部行事参加申込書」に1人1枚必要事項を記入のうえFAXでお申込 みください。お送りする書類の詳細については、「参加申込書」支払方法欄をご覧ください。申込書到着後、10日前後で折返し「参加券」をお送りいたします。
※申込みに関してのお願い
(1)申込締切日前に定員に達している場合がございますので、あらかじめご了承ください。なお、締切日以降の事前受付はしませ ん。ただし、定員に余裕がある場合のみ、行事当日に会場で受付いたします。
(2)お申込み後、やむを得ずキャンセルされる場合は、必ず開催日の1週間前までに下記の「問合先」にご連絡ください。ご連絡が ない場合は、参加費を徴収させていただきますのであらかじめご了承ください。
(3)申込みをされる前に送金いただくことはトラブルの原因となりますので固くお断りいたします。
申込締切日  :  2006年8月28日(月)
問 合 先  :  土木学会 研究事業課トンネル工学委員会担当
川島
TEL:03-3355-3559/FAX:03-3579-0125
プログラム
※時間および講師は変更になる場合があります。
13:00 開会
13:00〜13:10 開会の挨拶
シールドトンネル小委員会
委員長  大塚正博
13:10〜13:40 限界状態設計法 第1章 総則について
第2章 設計の基本について
限界状態設計法分科会
主  査  岡田 仁
13:40〜14:10 第3章 材料の設計値について
第4章 荷重について
委 員  大塚 努
14:10〜14:40 第5章 安全係数について
第6章 構造解析について
委 員  三戸憲二
14:40〜14:50 《休憩》
14:50〜15:20 第7章 終局限界状態の照査について
第8章 使用限界状態の照査について
委 員  斉藤正幸
15:20〜16:55 設計計算例について
委 員  阿南健一
16:55〜17:00 閉会挨拶
主 査  岡田 仁
そ の 他  :  トンネル工学委員会ホームページ(http://www.jsce.or.jp/committee/tun

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