土木学会誌
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「第9回地震防災技術懇話会」のご案内
行事コード:6042/行事略称:第9回地震防災懇話会

土木学会地震工学委員会の地震防災技術普及小委員会(委員長:田 中努)では「阪神・淡路大震災の教訓」を活かし、わが国の地震防災に 関する技術水準を高めていくために、種々の普及活動を実施しており ます。その一環として、2002年5月より標記「地震防災技術懇話会」を 開催しております。
当懇話会では、国内外の地震防災分野の著名な先生方を講師として お招きして、できるだけ平易で肩の凝らない話をしていただき、地震防 災技術のより一層の普及、向上を目指すようにしております。また、当 懇話会では、講師と参加者あるいは参加者同士の懇話を通して、全員 が親しくお話いただけるような時間も設けております。
第9回地震防災技術懇話会は、下記のとおり開催いたします。
主   催  :  土木学会(担当:地震工学委員会地震防災技術普及小委員会)
日   時  :  2006年11月13日(月)16:00〜18:00
場   所  :  土木会館講堂
東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内)
講演題目  :  「米国での長年の研究生活を振り返る:人生様々」
講  師
地盤と基礎の動的相互作用研究の世界的権威で、ヒューストン大学、カルフォルニア大学サンディアゴ校スクリプス海洋研究所、シンシ ナチー大学、国立シンガポール大学などの教授を歴任された野上仁昭博士
野上先生は日本で大学を卒業され、少し働かれた後、カナダの ブリティシュ・コロンビア大学に留学されました。ブリティシュ・コロンビア大学では、Finn教授やNovak教授の下で勉強され、修士号お よび博士号の学位を取得されました。その後、米校の原子力関係の会社や土質基礎関係のコンサルタントの会社で働かれました。コン サルタント会社ではIdriss教授の下で仕事をされました。その後、レンセラー工科大、ヒューストン大学、スクリプス海洋研究所(カルフォ ルニア大学サンディアゴ校)、シンシナチー大学、国立シンガポール大学で教鞭をとられました。地盤と基礎の動的相互作用の分野で の野上先生の功績は非常に有名で、Nogami-Novak法などと称され、実際の業務においても世界中で広く使われています。今回のセ ミナーでは、野上先生の米国における長年の研究実績のお話に加え、人生観なども語っていただく予定です。
※90分程度の講演終了後、軽食による懇話会を行います。
定   員  :  70名
参 加 費  :  正会員2,000円、非会員2,500円、学生500円
申込方法  :  土木学会ホームページ行事案内(http://www.jsce.or.jp/event/frameset.htm)参加状況New!を開き個人会員の方はWEB申込みができます。法人会員、非会員の方は、New!を開き、リンク先上部または(http://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdf)より参加申込書を出力し必要事項を記載されたものをFAXでお申込みください。
申込締切日  :  2006年11月6日(月)
申込問合先  :  土木学会研究事業課 今村玲子
TEL:03-3355-3559
E-mail:imamura@jsce.or.jp
・懇話会に参加される方は、地震工学の専門家を対象にしており、実務者や研究者を含む地震工学関係者に対して、先生のご示唆を頂 戴できればと考えております。
・懇話会ではご講演を90分程度いただいた後に、簡単な交流の場を30分程度設ける予定です。
第1回〜第8回の懇話会の概要
第1回: アテネ工科大学教授のGazetas先生
杭の動的相互作用に関する講演
2002年5月
第2回: 攻玉社工科短期大学学長、
東京大学名誉教授 伯野元彦先生
「震害から学ぶ」
2002年12月
第3回: 東京工業大学名誉教授 吉見吉昭先生
「地震地盤工学における設計マニュアルの功罪」
2003年4月
第4回: 元 東京大学地震研究所  
強震計観測センター長 田中貞二先生
「常時微動から強震動へ」−研究の思い出話、こぼれ話−
2003年6月
第5回: 前 大林組技術研究所 所長  
武田寿一博士
「高層鉄筋コンクリート構造物の耐震設計」
−武田モデルの誕生−
2003年12月
第6回: 東京理科大学教授 東京大学名誉教授 
石原研而先生
「地盤と基礎の被害とその考察」
2004年4月
第7回: 京都大学名誉教授 山田善一先生
「地震工学・構造工学に関わって−私の履歴書七十五年−」
2004年8月
第8回: 東京大学名誉教授 田村重四郎先生
「1995年兵庫県南部地震での第一次提言提案の頃」
2005年9月

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