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2007年度・河川技術に関するシンポジウム―新しい河川整備・管理の理念とそれを支援する河川技術に
関するシンポジウム―の開催と「河川技術論文集第13巻」の論文募集
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● 開催期日 | : | 2007年6月7日(木)・8日(金) |
● 開催場所 | : | 東京大学農学部 弥生講堂 文京区弥生1-1-1 |
● 参 加 費 | : | 一般6,000円、学生4,000円(論文集代含む) |
● シンポジウム募集課題 本シンポジウムは、1つの会場で特定の課題について時間をとり
全体で議論を進めるオーガナイズドセッションと、一般の河川技術
に関する課題のポスターセッションから構成されます。そこで、以下
の特定課題および一般課題について論文を募集します。なお、河川
部会の目的に則り、特定課題、一般課題とも「実際のフィールドに
基づいた考察がなされ、研究された論文であること。たとえば、現
地を対象とした数値計算や模型実験、現地観測・調査から見出され
た知見等のもとに問題設定がなされ、研究が展開されている論文で
あること。」を論文投稿の条件とします。
(1)特定課題
ア. 治水施設の維持管理技術とそれを支援する観測・モニタリング
平成17年4月に社会資本整備審議会河川分科会豪雨災害対
策総合政策委員会から「総合的な豪雨対策の推進について」が
提言され、わが国の治水対策は防災から減災へ大きく舵を切る
ことになりました。減災の基本は、現在の河川安全度と氾濫し
た際の現象を正確に把握することですが、それと同時に治水施
設の機能を担保する維持管理が極めて重要となります。治水施
設が期待される機能を十全に果たすことのできる維持管理手
法、かつ限られた予算の中での効率的・経済的に維持管理する
方法が今問われています。本オーガナイズドセッションでは、河
道、堤防、護岸など広範囲に治水施設をとらえ、これら治水施
設の維持管理手法、すなわち維持管理水準の設定方法からア
セットマネジメントまでを議論し、今後の維持管理の高度化に役
立てていきます。よって、治水施設の維持管理技術、また維持
管理のための観測やモニタリングについて広く論文を募集しま
す。
イ. 河道特性と生息環境の関連性
−現地観測に基づく生態系の素過程の解明とモデリング−
近年、水域生態系に関わる研究が実にさまざまな観点から取
り組まれおり、それぞれ進展しつつあります。しかしながら、生
態系に関しては未解明な部分が多く、生息場の評価・改善・再
生に向けては、いまだ手探りの状態が続いています。そのため、
現地観測に基づく水域生態系にかかわる素過程の抽出や、長
期のモニタリングによる、生態系と河川物理環境とのかかわり
の解明などで、さまざまな知見をさらに蓄積していく必要があり
ます。特に工学的な立場からは、河川の生態系がその地のどの
ような河道特性に支配されているのかを解明し、今後の河川管
理に活かしていくことも求められています。
そこで、本オーガナイズドセッションでは、自然状態あるいは
改変された河道の物理構造や流況が、どのような物理的・生態
的仕組みを経て河川生態系に影響をおよぼしているのかに焦
点をあて、いくつかの研究事例を紹介しつつ、今後の河川管理
に資するために、これまでの研究のうち有用な観点、今後求め
られるべき観点について議論します。現地観測・モニタリング
をベースとして、河道の構造や流況と生態系との関連性の解明
に取り組んだ論文、あるいは観測・モニタリングにより得られた
知見から生息場をモデリング・シミュレーションした論文等を募
集します。
(2)一般課題
河川部会が目的とする河川技術にかかわる研究および報告。
たとえば、河川とその流域および氾濫域について、水の循環、
総合治水対策や超過洪水対策など流域・氾濫域との関係に着
目した治水計画および氾濫原管理、河川管理施設の新しい管
理手法・技術、河川環境の保全や河川利用とのかかわりなど。
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● 論文集投稿ジャンル シンポジウムでの発表は、次のジャンルの論文投稿を対象とし、
いずれも、論文要旨、全文の2段階審査(河川技術論文集編集委員
会を設置します)を実施します。
(1)論文
(2)総説(既往の事実や論文を総括することによって河川技術に関す
る課題を比較考察し、今後の研究開発の方向性を考察した論文)
(3)報告(調査報告、研究プロジェクト報告など)
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● 発表形式 特定課題に投稿された論文は、オーガナイズドセッションにて発
表していただくこともあります。その場合の発表形式は各課題のオ
ーガナイザーより連絡いたします。一般課題では、ポスター発表と
1分間程度の口頭による概要説明を行います。特定課題に応募され
た論文の多くは基本的に一般課題論文と同様の扱いとします。
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● 論文要旨による応募方法 応募方法は、2006年12月中旬までに河川部会ホームページに掲載しますのでご覧ください。同ホームページに掲載された形式で下
記内容(1)から(6)を記載していただきます。なお、河川部会ホームページアドレスは、下記となります(土木学会水工学委員会ホームページからも入れます)。
http://www.ce.gunma-u.ac.jp/~gucewhl/river_sm/index00.html (1)論文題目
(2)論文要旨
a)目的、b)内容、c)得られた成果を1,000字(40文字25行)以
内で明記してください。この字数制限は厳守してください。要旨は
文章のみとします(図面、写真は不可)。また、既往の関連論文が
ある場合には論文名および論文集名を別記し、投稿論文と既往
の関連論文の違いを明確に要旨に記述するようにしてください。
第1段階審査はこの論文要旨をもとに行います。上記項目を明確
でわかりやすく書いてください。なお、論文審査要領については、
土木学会水工学委員会河川部会のホームページをご覧ください。
(3)募集課題:(特定課題[ア、イ]or 一般課題)
(4)論文投稿のジャンル:(総説or 論文or 報告)
(5)著者、発表者、発表者所属
(6)連絡先(代表者の氏名、郵便番号、住所、電話、FAX、E-mailアドレス)
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● 応募締切 | : | 2007年1月31日(水) |
● スケジュール 論文要旨による応募に対して第1段階審査を行い、2月中旬に代
表者に審査結果、シンポジウムでの論文執筆要項をお送りします。
全文論文は、A4用紙で4,6ページ(様式は河川部会ホームページ
に掲載)で、2007年4月5日(木)を提出期限とします。提出された論
文は、編集委員会で審査し、期日までの修正を求める場合や、掲載
を見送る場合があります。なお、シンポジウムでの発表形式は第2
段階査読後5月中旬にお知らせいたします。シンポジウムのプログ
ラムや投稿方法や発表形式は、河川部会のホームページに掲載し
ます。
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● 問合せ先 | : | 〒376-8515 群馬県桐生市天神町1-5-1 群馬大学工学部建設工学科清水義彦 TEL:0277-30-1642/FAX:0277-30-1601 E-mail:sympo2007@ce.gunma-u.ac.jp |