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構造工学委員会「歩道橋の設計ガイドラインに関する研究小委員会」の委員公募 |
● 委員会名 | : | 歩道橋の設計ガイドラインに関する研究小委員会(委員長:首都大学東京 前田研一) |
● 活動目的 2005年12月出版のfib(国際コンクリート連合)の“Guidelines for the design of footbridges”は、International Working-Partyの Japan Groupとして、土木学会構造工学委員会の旧小委員会の WGがfib日本支部の了解を得て編纂に参画し、執筆分担および資 料提供などで大きな役割を果たしたものである。本ガイドラインは、 コンクリートのみならず全ての材料を対象に、『誰もが世界のどこで も優れた歩道橋を設計・デザインできるようにすること』を目指した もので、編者のベルリン工科大学・マイク・シュライヒ教授から刊行 後に日本語版をと促されていたこともあり、土木学会における日本 語版出版計画を提案した結果、fib本部事務局より版権譲渡の許諾がすでに得られている。
この日本語版出版計画は、単なる原本の忠実な邦訳ではなく、我 が国特有の交通事情・生活環境などを考慮した特記事項(バリアフ リー、ユニバーサルデザインを含む)等に関する補遺、および、原 本では不採用とされた新素材・新形式に関するケーススタディの実 施や、実施された3ケーススタディにおいて全く示せなかったわが 国の事例の紹介、最少限の掲載数に制約されたわが国における優 れたデザイン事例の追加などを提案して許諾されたものであり、マ イク・シュライヒ教授からは、日本語版の出版時には原本原稿校了 時から少なくとも5年以上経過することになるので、国内外の最新の 情報・データ等も注釈や補遺などで可能な限り追加して欲しいとい うことも要請されている。
本小委員会は、このような内容の歩道橋の設計ガイドラインを、 『日本語版監修・追補 土木学会』の標記で外部の出版社から出版 し、原本が目指した上述の目標をわが国においてより確固にするこ とを目的としたものである。 |
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● 活動内容 活動は、年4回程度の小委員会開催と随時のメール審議によるも のとし、正式に発足後、直ちに
(1)国内外の最新の情報・データなどの収集
(2)わが国特有の交通事情・生活環境などを考慮した特記事項(バリ アフリー、ユニバーサルデザインを含む)などの抽出
(3)新素材・新形式に関する新たなケーススタディの実施、および、 国内外の事例の収集
(4)原本で実施された3ケーススタディ(吊床版橋、可動橋、カバー付 橋)に関するわが国の事例の収集
(5)追加して紹介すべきわが国における優れたデザイン事例の候補の選定
などを開始する。それとともに、A4版154頁(総カラー写真)で出版された原本の翻訳分担を直ちに確定して、邦訳原稿の作成・推敲 (原本画像・Wordファイル提供済、自動翻訳ソフト使用可能)についても早期に作業を開始する。
その後、上述の(1)〜(5)で収集、抽 出、または選定されたもの等に対する分析・評価などを逐次行なっていき、追補の具体的な内容を検討・吟味するとともに、執筆分担 を速やかに決定して、追記原稿の作成・推敲作業に着手する。これらの調査研究、および、原稿作成・推敲作業を効率よく進めて、2年 間を目途に出版原稿を取りまとめる計画である。 |
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● 活動期間 | : | 2007年11月より2年間 |
● 募集人数 | : | 15名程度(人数が多い場合はお断りする場合がありますので、ご了承ください) |
● 応募締切 | : | 2007年10月15日(月) |
● 応募方法 | : | さまざまな可能性を秘めた歩道橋の設計・デザインに関心のある人を広く公募しますので、(1)氏名、(2)所属、 (3)連絡先住所、電話No、FAX No、E-mail Address、(4)応募理由など、を下記申込先まで。 |
● 応募申込先・問合せ先 幹事 中村一史 (首都大学東京、E-mail:nakamura-hitoshi@c.metro-u.ac.jp) |