土木学会誌12月号モニター回答
ロマンと碧のハイウェイ
当工事に採用されている新技術の数々に興味を覚えた。橋桁と橋脚を一体化したラーメン構造は,耐震性の向上だけでなく,景観をスッキリさせる機能美を兼ね備えている。上部工を上空で施工する大型移動支保工は,様々な制約条件下での施工に威力を発揮することだろう。混合橋形式は,合理的な構造形式として,今後多用されるであろう。発泡スチロールは,その軽量性から,種々の利用用途が模索されている。今回の円形型枠への利用も新しい用途として期待できる。また,施工上の問題点は,今後,発泡スチロールの適用可能性を探る上で,貴重な情報となった。
このような新技術を多数導入したビックプロジェクトは,その意義もさることながら,我々土木技術者の琴線に触れるものである。
(戸田建設 関口高志)
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