土木学会誌12月号モニター回答
「都市」と「エネルギー」を考える
大型電源開発だけでなく、電力・熱・空調を一体化したコジェネは、これからの都市の自己分散型のエネルギーとしてますます普及していくべきエネルギー形態であると思う。電気事業法・ガス事業法の改正によりエネルギー分野の規制緩和が進み、地域独占していた電力・ガス事業の自由化が今後進んでいくことになる。NTTが民営化し、通信分野が自由化されたことなどにより、この15年間に通信分野は大きな変化が起こったことは周知のことである。エネルギー分野においても、自由化とともに、コジェネ・マイクロガスタービン・燃料電池などの技術の進展により、大きな変化を迎えることが予想される。また、エネルギーは資源・環境と深い関係にあり、持続可能な社会のベースとなることから、今日当たり前と考えられているエネルギー問題を今一度見直してみる良い機会であると感じている。
(中部電力 仲村治朗)
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