土木学会誌1月号モニター回答

日本のミレニアム事業

 日本のミレニアム事業は多いに興味ある項目である。確かに戦後急速な復興を迫られた日本において、やや強引に経済活動の基盤となるインフラ整備を推し進めた感が否めない。整備されたはいいが利用頻度の低い高速道路などを通る時、一通りの基盤整備、言い換えれば基盤整備の第一段階の修了期を向えているのではと感じる。現在の日本はまだまだバブルの後遺症による経済低迷を引きずっているが、体力が低迷したわけではない。今こそより一層知恵を絞って国民が夢を託せるようなプロジェクトを発足させる時期である。そのためには確かに超長期的な観点から事業を計画する必要性がある。私達が計画した事業を孫の世代が完成させる、そんな工事があったら面白いだろう。
((株)大林組 後藤嘉夫)

 筆者も“秀逸”とおっしゃっておられる言葉に私も感動いたしました。「100年先の人々に、100年前の日本の人々は本当に良いことを始めてくれた、と言っていただける様なことを始めませんか」というものです。  どの程度の発想が実現可能なのか私には検討もつきませんが、100年前の生活が現在のように進歩したことを考えると、今、夢のようだと空想していることが100年後には現実のものとなっているような気がします。  そして、それらの夢を実現させる技術は、今の私たちが作り出すのだということに意欲を持たなければいけないと感じました。
(熊谷組 中村由里)

 環境問題とからめ、これからの建設事業はどうあるべきか考える機会が多くなっている。折しも先日、建設省が進める吉野川可動堰計画の賛否を問う住民投票で建設反対が圧倒的多数を占める結果となった。政府は事業中止はないと言っているが、情報公開がなされていないために国民の理解が得られていないとも考えられるし、政府が事業ありきで推し進めてきた結果とも考えられる。すべての人が納得のいく事業はないと思われるが、100年先の人々の生活も視野に入れこれからの事業を進めていく必要があると考える。
(戸田建設(株) 小林 修)

 内容がない。紹介記事のレベルのものは、囲み記事で充分であろうし、名のある学識者に執筆をお願いする必要すらないのではないでしょうか?
(伊戸川環境総合企画  伊戸川善郎)


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