土木学会誌1月号モニター回答

ミニ特集 はかる!(2)

 本特集は、土木工学の周辺分野で実用化が進められている多様な計測技術が平易な文章で掲載されており、興味深く役立つ内容でした。「何をはかる」、「何ではかる」という視点は、第一線で活躍する技術者のみならず学生等初心者にも通ずる疑問点かと思います。技術者教育、学校教育でも活用しうる内容で、今後、記事内容のよりいっそうの展開が期待される特集でした。
(国立呉工業高等専門学校 市坪 誠)

 内容としては、普段あまり知ることができないことを特集しており、非常におもしろいものであった。ただ、先月号に引き続いてという点もあるのかも知れないが、非常に大きい特集が二つも組まれている中に置くのは、もったいない気がした。1月号は、基本的に千年期関連及び阪神大震災関連の特集のみとし、それ以外は定常的なものに納めておけば、1月号の構成も簡潔になるし、さらにこの記事についての注目度が高くなったのではないだろうか。
(港湾技術研究所 システム研究室 赤倉康寛)

 最近、技術用語としてきくことはあるが、もう少しまとまった解説を必要としているが、なかなか出会わない状況にある方には便利な企画です。土木の各分野で普及しつつある、または最新の技術を、とりあえず概要として把握しておく入り口としては、非常に有益だと思われる。「はかる」技術の関連メーカとしても応用分野として、特に興味深く感じた。ただし、このような企画では、もともと少ない誌面で簡潔に紹介せざるを得ないが、記述を補うため、あるいはさらに詳しく知るために適当な入門的参考文献があげられているのが望ましい。
(通信機メーカー勤務 長屋勝博)

 土木工学の分野で、新しい機器による「計測」の研究・応用例が紹介されていた。GPS、レーザー、赤外線センサー等で細かい正確なデータを収集する。そして近年のパソコンの進化で、高度なデータ処理技術も身近で可能になった。今後さらに「計測」技術の高度化・ハイテク化が予想される。データ精度の向上や表現技術能力の向上、通信技術利用による即時化の技術研究等も今後一層期待される。
土木工学の分野に限らないが高度技術の運用については、人間が使いやすく親しみやすいものであってほしいと思う。
(CRC松島研究所  小川真一)

←戻る