土木学会誌3月号モニター回答

建設省が推進するリサイクルの動き

 建設汚泥のリサイクル率の低さに驚いた。汚泥をリサイクル可能な品質とする技術はあるが、それ以上にリサイクルを難しくしているのが法による規制であろう。リサイクルの目標が掲げられている以上、発注者への理解と施工者の努力によって再利用を確実に実現させていく必要があると考える。
(戸田建設(株) 小林 修)

 建設産業にとらわれず、現在はゴミといわれるものをリサイクルをして活用することは当たりまえに感じるほどになっている。建設リサイクル推進計画なるものを拝見しても、実に研究、開発の努力の跡が伺えると思う。ものを生産、廃棄するものとして最後まで管理することは当然であり、義務であると言える。リサイクルの活動が更に活発になればリサイクル産業という、従来低迷していた新しい雇用の場も確保でき、使用者からすれば、同じ目的が達成できコストが同等以下であれば、バージンのものを使用する理由がない。また、再生材を使用しものを提供していければ、建設産業に対するこれまでのイメージもかなり変わって、大げささかもしれないが、新たな事業推進にも国民の理解、賛同を得られやすくなるのではとも思う。
(株式会社タイセイプラン 月待隆信)

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