土木学会誌3月号モニター回答

学会誌全般へのご意見、編集委員会への要望等

 今回の問題も、日頃土木屋にとって比較的とっつきにくい問題を取り扱っており、その意欲と個々の内容はは非常によいと思いました。ただ、今回に関しては各個の問題を全体的に説明した記事がなく、大きな世界全体での資源の流れ、リサイクル問題の中の土木屋的な役割が求められる部分の全体感を示した記事が欲しかったと思います。
(新日鐵 冨永知徳)

 毎回、ある分野の専門家が専門的に書かれている文章が何編かございますが、その分野以外の方が呼んでも分かりやすい文章にしていただけるとありがたい。普段なら、(あえてターゲットを絞っている?)そういう記事は読み飛ばしてしまうのですが、モニターになっている以上、そういう記事も時間をかけて読むのですが、専門用語や数値が多用されており分かりにくい。なるべく、一般的な比較や用語解説を入れていただけるとありがたい。
(住友建設 水野克彦)

 私たちの地域に特別の事情なのかもしれないが、工業高校における土木科の人気の低さには惨憺たるものがある。
 有り体に言えば、中学校からの成績による輪切り進路指導のなかで、土木系への進学は情報系・機械系・建築系などに遅れて第3第4の選択肢にしかあがってこないという現実がある。このことは、大学への進学時にもある程度あてはまる面があるのではないだろうか。
 私見を述べるならば、ひとえに「土木のイメージの低さ」に尽きるのではないか。土木学会はこの問題に対して以前からとり組んではいるのは知っているが、その対象の中心を小学生・中学生レベルに下げていくべきだと思う。
 小学生・中学生向けに、この土木学会誌と同じレベルの内容を、彼らが理解できる言葉で述べているような冊子が定期的に出ると理想的だと思う。しかも、多くの児童生徒の手の届くような所に。
 こんな、希望を持っています。
(石川県小松工業高校土木科 根石 修)

 3月号特集の「ゴミ処理問題を直視する」は、土木技術者だけでなく、一般市民と共に考えていかなけばならない大きな問題であり、よいテーマを取り上げて頂いたと思っています。定期的にこういった大きなテーマ設定をすれば土木関係だけでなく他分野や一般の方にも興味を持ってもらえる学会誌となると思います。
(日本道路公団 桶村浩司)

 反論になって申し訳ないが、正直言って興味の引ける記事が少ないのではないかと思う。いろんな読者の方がいて、これまでこのような記事に人気を集めていたことを思うと、私が望んでいるものが違うのでしょうが・・・・・。
(株式会社タイセイプラン 月待隆信)

箇条書きにて
・土木学会の「學會」のロゴは権威を象徴する意味で理解しているが、「土木の日」を設けて久しい学会が広く一般へ親しみのある行動をとろうとしている今、再考の時期と考えます。
・表紙2のPR欄は目次よりもインパクトがあり過ぎ、内容の権威や真面目さから考えるに、本末転倒の気がします。
むしろ、目次の活字をもっと大きくゆったりとして頂きたいと感じています。
表紙2と本文1ページ目で目次を構成したり、本文2ページ目の一部を1ページ目に移して編集したら如何でしょうか?
・老眼になってつくづく感じています。本文より小さなフォントは正直なところ読めません。特に、図・表・写真のタイトルや説明文は、本文同様に重要なものですので、本文と同時に眼鏡を掛けずにスムーズに読みたいものです。
(鹿島建設梶@中込國喜)

学会誌モニターは何人くらいいるのでしょうか?と質問しようと考えていた矢先、約70名の方の名簿を拝見しました。モニターはある程度責任を持って、意見を提出するでしょうが、モニターでない通常の会員の方からは、どの位意見が出て意見交換されているのでしょうか。
逆に言えば、モニター制度がないとあまり意見が出ないということでしょうか。
このモニター制度は他の学会誌ではあまり見ないユニークな制度です。学会誌で「読者の声」などは低調なのが普通だと思います。それゆえ、正会員の方がどれだけ「声」を寄せられているのか気になるところです。
(CRC松島研究所 小川真一)

 小生にとっては、「ゴミ問題を直視する」(表紙)と「ゴミ処理問題を直視する」(目次、内容)とは、決して同じではありません。
 表紙表現にはかなり大きな期待を感じてしまいます。つまり、一部の人から、表示に偽り有りと言われても仕方のないミスで、看過できません。
 また非常に細かいことですが、P6の記述で、大気の環境基準は/m3でよろしいが、排出基準まで同じ単位で記述されているのは、明らかに校正ミスで/m3N(この添え字のNの表記も何とかしてもらいたいが)が正しい。
(伊戸川環境総合企画 伊戸川善郎)

 学会誌の「会員の声」ですが、土木学会ホームページにて、寄せられた意見の全てを見られることを記載しなくてよいのですか。2月号には確か記載されていたと思いますが。誌面の都合もあるとは思いますが、それほどスペースもいらないと思いますし、毎号載せてあったほうがよいと思います。
(建設省土木研究所 林 昌弘)

←戻る