土木学会誌4月号モニター回答

この本 上林好之著「日本の川を甦らせた技師デ・レイケ」

 最近読んだ本に、「国土をつくった土木技術者たち(国土政策機構編、鹿島出版会)がある。その中でもデ・ケイレの名前が「日本の治水の恩人」という形で紹介されている。こういった過去の土木技術者の軌跡を追った本に読むことにより、土木にたいして今までとは違った興味を持てる気がする。
 例えば、私が住んでいる横浜も、明治初期にお雇い外国人によって発展の成功を収めた代表的な都市であるが、横浜ランドマークタワーの足元にあるドックヤードガーデンも、もともと明治時代のイギリス人エンジニア、パーマーの計画によるものだ、と新たに知ったことにより、自分の中で見る目が違ってきた気がする。
 土木学会誌でも、功績を残した土木技術者の話を定期的に取り上げてもらいたい。
(所属:大成建設 氏名:松葉保孝)


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