土木学会誌4月号モニター回答
21世紀のコンクリートへ
記事の中の「教えられない教育」の思想について共感を得ました。現代は様々な「マニュアル」が氾濫し、学校教育もその弊害から創造力を引き延ばす学習方法へと変革を迫られています。国際競争力の強化や海外への逸材流出に歯止めをかける意味でも、夢の実現とその想像力を大切にし、「自分で考える行動する」社会を醸成する必要があると思います。
((株)竹中工務店 溝上裕二)
現在表面化しているコンクリートの施工に関する諸問題の多くは、確かにコンクリートを過信し、造形自由度、施工性の高さを安易に考えた事に端を発するように思える。21世紀のコンクリートの方向性とはやはりそれを取り扱う技術者の裁量に尽きるということか。
((株)大林組 後藤嘉夫)
学会誌は、兎角、土木の専門的な話題に偏ってしまう嫌いがあるが、そういうなかで田中氏の話には大いに刺激を受けるものであった。得に、コンクリートに対する自分の夢、これからの技術者に対する希望等、個人の経験に基づいて明解に語られていおり、非常に読みやすかった。
また、フランク=ロイド=ライトが旧帝国ホテルを設計したという事実も、建築を専門に勉強した人なら常識的に知っていても、土木を専門に勉強した人では知らない割合の方が多いのではなか?
そう言った意味でも、学会誌で建築分野の人の話を定期的に載せ、土木だけでなく建築に対する興味を喚起する内容にしてもらいたいと思う。
(大成建設 松葉保孝)
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