土木学会誌7号モニター回答
学会誌全般へのご意見、編集委員会への要望等
この春で社会人2年目を迎え、まだまだ新米の土木技師です。土木学会誌は学生の頃から定期購読していますが、内容が難しいというのが正直な感想です。土木の専門誌ですので内容が専門的で難しくなるのは当然のことと思いますが、学生や新人向けのコーナーが1つあると取っ付きやすくなるように思います。
(オリエンタルコンサルタンツ 富田早季)
土木学会の新しいロゴマークが決定された。旧来慣れ親しんできたロゴマークから一新され、国際的にも広く認知を受けるような良いデザインとなったように思う。これまでのロゴマークも様々な機会に目にすることがあったが、確認する限りでは、学会誌や論文集の表紙等に記載されることはなかったように思われる。新しいロゴマークが学会員にも広く浸透するように、使用する機会をより増やしてはいかがだろうか。
(東京大学 糸山豊)
全体的に,アルファベットやカタカナの単語が多く見られ,英語に拒絶的な体質を持つものとしては,取っつきにくい印象を受けました。国際化の流れの中で,自分としてそういう体質はよくないというのは分かっているのですが,なかなか直せないのは私だけなのでしょうか?
(本州四国連絡橋公団 高木 久)
今月からモニターを引きうけました。個人的には喜んでやらせてもらうつもりですが,無償というのは少しどうかと感じます。学会誌のみならずホームページでも公開されるわけですから,かなり責任も感じます。一案として,学会誌の購読料が免除される,などのことがあってもよいのでは,と思います。
(東京大学 細田 暁)
構造物の維持管理、補修について現状、課題などについて特集して欲しいとても興味があります。
(東京工業大学 渡邊学歩)
学会誌の発行が遅すぎるのではないでしょうか。例えば今月号でいえば、私の手元に届いたのが7月11日であり、その時点で、会告に載っている催し物で申込期限が過ぎていたものが、すでに4件ありました(そのうち1件は催し物自体終わっていました)。今後はできる限りこのようなことにも配慮していただきたい。
(水資源開発公団 大島伸介)
多くの先生方が執筆される特集ではある程度やむを得ないにせよ、あらかじめ特集の方針、プログラムとまとめの方向を趣意書などにして、各執筆者に伝えておく必要があるように思います。今回の特集では「リスク」の捉え方ひとつをとっても、不揃いが目立ったように感じます。特に、巻頭論説の内容は、一般雑誌に向けてのものと勘違いされたのではないかという気がします。私には特集内容からほとんど浮き上がってしまっているように思われました。編集の方がそうは思われないのだとすれば、私の読解力のなさのせいなのですが、外部に巻頭論説を依頼されるなら、せめて過去の関連記事の内容を読んで頂いくようなことは大切だと思います。やられているのでしょうが、不充分だと寄稿者にとっても書きにくいのでは。
(伊戸川環境総合企画 伊戸川善郎)
学会誌には,学生でもさらりと読める程度で良いので,土木のハードに関して取り上げた講座(土質・岩盤,コンクリート・施工,構造,水理など)を掲載してほしいと思います。現在は,「土木」全体に対する意見や計画などを扱ったトピックが多いと思うので。
(鹿島建設 藤澤 理)
今月の新刊速報をもう少し詳しくして欲しい。また、できれば表紙があると本屋で見つけやすいので写真掲載して欲しい。
(日本鉄道建設公団 依田淳一)
編集委員会委員紹介(情報ユーティリティー班)の記事を見て,土木学会誌のホームページがあることを知り,早速アクセスしてみた.今月の学会誌をクリックして出てきたのは,先月(6月)号の内容であった.手元に7月号が届いているのに,ホームページが6月号というのは,少しがっかりした.会員でない人がホームページを見て,学会誌を入手してみようかと思うようなホームページづくりを期待している.
(運輸省港湾技術研究所 森屋陽一)
日本全国の有名な土木構造物の紹介を載せて欲しいと思います。
(東京工業大学 渡辺倫樹)
リスクマネージメントの特集は非常に有意義なものでした.今後ともタイムリーな企画を期待しております.
(住友建設 高橋直樹)
上記3)の内容にも関わるが、「技術リポート」の位置付けはどのようなものであろうか。土木分野は、学会でもZ部門まであるように多岐にわたっている。さらに、様々な分野を専門とする研究者、実務者、学生など、土木学会誌の読者層は実に幅広い環境に属している。その全ての人間が理解できる冊子を構成するのは、非常に困難であると思われるが、少なくとも読者が興味の持てる内容であって欲しいと思う。
「技術リポート」は、最前線の技術を紹介するのが主旨であろう。しかし、あまりにも専門的要素が強くレベルの高い記事は、専門外の人間からは敬遠されてしまうのではないであろうか。そういった内容は、各分野の専門誌に任せ、土木学会誌では各分野で話題となっているテーマや新技術などを、他の分野の人間でも理解でき、興味を持てるような平易な説明による記事として掲載して頂ければと思う。土木学会誌は、読者が専門外も含めた幅広い知識や情報を得、技術の融合を図る一助となり得る、そんな位置付けであることを希望する。
(住友建設 松元香保里)
私はこれまで土木学会とは全く無縁であったが、今回モニターを引き受けさせていただいて初めて目を通した学会誌はとても興味深いものだった。その内容は多岐にわたり、生活に密着した深いテーマが満載であった。これほどまでに私たちの生活に関わり、ある意味根幹部分を担っている土木の分野に出会えたことをとてもうれしく思う。今回掲載されていた学術講演会のプログラムを見ても、取り組みの多様さや人材の豊かさが感じられる。
(京都精華大学 角野有香)
←戻る
Copyright 1996-2000 Journal of the Society of Civil Engineers