土木学会誌9月号モニター回答
新会長インタビュー 土木技術者としての歩み
土木構造物について、「いいものをつくったら、何もいわなくても皆から感謝されると思いこんでいた」「それが『男のロマン』だと思っていた」という部分が、とてもおもしろかった。
一般市民がこれだけたくさんの価値基準を持つようになった今、どんな側面から見ても「いい」というモノはあり得ないのではないだろうか。「いいもの」を全く逆の側面から判断すると「このうえなく悪いもの」になりうる。多様な視点を持てば持つほど、一般市民に対しての説得力は増すのではないだろうか。
公共事業への風当たりはますます強いが、確かに私たちの生活は土木によって安全に支えられている部分が大きいはずである。あまり謙虚に押し黙らず、有用性をもっとアピールしてほしい。
(京都精華大学 角野有香)
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