土木学会誌
土木学会誌4月号モニター回答


特集 新材料を活用した先端建設技術
「新材料」。新材料による先端建設技術ということであるが,地盤材料や舗装材料など身近なものが多いのに知らなかったものも多かったので驚かされた。優れた技術であるにも関わらず社会的にあまり知られないことは本当に残念である。もっとこのような土木技術をアピールできる場があればいいと思う。
(呉工業高等専門学校 黒川岳司)

特集において紹介されている様々な分野における新材料を活用した先端建設技術に関する記事を興味深く読みながら、土木分野における新材料・新技術を活用した技術開発への取組は十分か、また、どうあるべきかという視点に立った議論も必要ではないかと感じた。
「新道路技術五箇年計画」等における技術開発への取組を事例としながら、社会資本の整備に求められる確実性・信頼性・安定性と新技術の現場への適用のあり方、コスト削減・省力化・耐久性の向上等の社会的ニーズに対応する技術開発の進め方、技術開発のインセンティブを高めるシステムの構築等のテーマについても機会を見つけて議論して頂きたい。
((財)駐車場整備推進機構 大広 始)

「技術開発の成果」というものは、読んでいて楽しい。しかも、どの記事もわかりやすく書いてあるため、毎月の「技術リポート」同様、興味深く読ませて頂いた。巻頭の論説にて田崎所長がおっしゃる通り、整備が一定の水準に達してきた現在、新たな技術を産み出すためには、需要サイドのニーズに対し、どのように取り組んでいくかが最も重要になると思う。特集を読み、需要サイドからの「ニーズ」をどう拾い、捕まえていくのか、この取り組みがうまく行えたところに、すばらしい技術が産まれてきている気がした。
(東海旅客鉄道株式会社 梅田博志)

研究者の立場からも,もっとニーズということに対して目を向けるべきであると改めて思いました.土木技術は失敗の許されない技術です.それだけに,慎重に慎重を重ねないといけないものですが,その一方で,経済性・効率性も考慮しないといけません.そのような難しさに日々直面している現場の方々の役に少しでも立てるような研究を行いたいと思いました.
(港湾空港技術研究所 有川太郎)

今回の特集は、工事に直接携わらない人にとっては、カタログを見ているようで、今ひとつ興味の持てる内容ではなかった。
(太陽コンサルタンツ 田澤秀明)

技術研究所に所属し研究開発に携わる者として、関心のあるテーマでした。紹介されていた全12種類の新技術の内容は、すでに豊富な適用実績を持つものから、斬新なものまで変化に富んでいました。どの技術も華やかに見えますが、その裏には長年にわたる地道な研究の積み重ねがあったことが記事の端々から読み取られ、感銘を受けました。
(鹿島建設 吉田 輝)

様々なニーズから新材料を活用した各種の技術開発が行われていることを知ることができ有益でした。適用可能性を考えるためコスト分析(費用対効果)があるといいと思います。
(国際協力事業団 江塚利幸)

今回の特集は個人的には興味深い内容ではあったが、特集の意図や狙いが不明瞭であったように感じた。導入部から各記事へのアプローチが散漫でいったい何の特集なのか読んでいてわからなくなった。かといって、各記事がつまらないわけでもない。これは主に、レイアウトや記事の組み方の問題であると思うが、特集題目が「新材料を活用した先端建設技術」というわりには、既存技術(その中でもわりと最近のもの)のおさらいという感じで記事内容と特集題目が相違し違和感を覚えた。
(東京大学大学院 田中泰司)

特に廃棄物を活用した技術関連について重点を置いて読ませて頂いた。最初の「論説」にもあるように、技術開発をする際に需要と供給のバランスを踏まえた材料を選定する必要がある思う。また廃棄物を活用した材料は10年先50年先にはその材料自体が又廃棄物となる為、どのような材料を選定し、どのように用いるのかを最初に考えている必要があると思う。
(五洋建設 羽田 晃)

企画趣旨
特集には、企画趣旨が必須だと思う。編集者の意図が明確になり、読む視点がしっかりする。さて、今回は、現在開発中の新しい技術が紹介されたが、既に開発され、今では当たり前になっている技術について、当時の開発の様子を整理した記事があってもよかったように思う。土木版プロジェクトXのようなものである。今回の12の話題が、すべて成功裏に終わるのかどうかは終わってみなければわからないが、開発済みの案件には、それなりの説得力があるように思えるからである。
((財)漁港漁村建設技術研究所 宇賀神 義宣)

巻頭論説 需要サイドからの技術開発
筆者の論説を読んで、共感させられ、土木分野に携わるものとして、”ニーズ”というキーワードが頭に焼き付きました。ここ近年では筆者の論述のとおり”便利なほうが良い”にベクトルが向けられそのニーズに応える形で”造る”ということに視点がおかれていましたが近年ではニーズの多様化が進み、一筋縄では応えられなくなっている気がします。
土木分野において多様化している”ニーズ”をどのようにまとめ、難題ですが、応えていくかがこれからの勝負だと感じました。
論説から続く、各技術紹介についても”ニーズ”に応えるべく今後の土木の期待が高められ、興味深く読ませて頂きました。
((株)ダイヤコンサルタント 大口伸生)

学生の頃、将来どんな仕事をしたいか。
自然が好きだった私は、自然と向合いこれに逆らわず、知恵と工夫(技術)で生活す 場所を作り出す。
そして、作り出す場所と技術の両方を仕事に生かしていきたい。
そんな気持ちが土木そして今の仕事との付き合いの始まりでした。
そして今、著者が書かれているように、社会のニーズとは何かを真剣に考えながら、どんな新技術が必要とされているのかいうことに取り組んでいくことが大切 であると痛切に感じています。
一般に民間会社であれば、ニーズの見定めがそのまま会社の利益につながる。これは事業者も社会に対して同じ立場であると考えています。そして、そこに社会 の常識を兼ね備えて仕事をして行くことが必要不可欠だと考えています。
著者の文書を読んで、これからも土木の仕事に付合始めたころの気持ちを忘れずに仕事をしたいと改めて思いました。
(日本道路公団 税田賢二)

タイトルにもある、需要サイドという考え方は、今や非常に重要な視点であると思う。近年、公共工事不要論が声高に叫ばれているが、根底にこの視点の欠如があったからではないだろうかと思う。まさに、価値観は多様化しており、潜在している部分も多いため、真のニーズを見つけることは困難であろうが、今後これを探求していかないと十把一絡げで土木が悪者にされてしまうように思う。そこで、今一度しっかりとしたニーズという原点を見直そうという筆者の指摘は、技術開発に関わらず常に心しておくべき課題であると感じた。
(関西電力(株)大江直樹)

橋梁用新耐候性鋼
鋼橋は軽量で経済的な構造物であるが、塗膜や樹脂による保護がなければならず、メインテナンスコストが高いという欠点があった。さびに強い鉄は時代のニーズとマッチした新素材である。さびない鉄というのは、新しい技術ではないのかもしれない。南アジアの遺跡で使用された鉄の中には数百年雨ざらしの状況でも全く腐食が発生していないものもある。新材料と一般に呼ばれるものの多くは、過去の蓄積の複合化、高度化によるものである。過去を見つめなおし、よく観察する中で、古くて新しい技術や材料が生まれていくのではないかと感じた。
(東京大学大学院 田中泰司)

鋼管・コンクリート複合構造橋脚
RCは鉄筋とコンクリートの複合材料だが、鉄筋という線部材と脆性材料であるコンクリートの組み合わせは構造的に”よくできた”複合材料である。実際には、鉄筋配筋の精度や施工不良による初期欠陥など、施工的な観点で最良な材料ではない。鋼管を用いることで、施工作業性と構造性能を両立させる手法は非常に理にかなったものであり、これに限らず技術者の知恵が有効に生かすことのできる素地作りが不可欠であると思う。性能照査型への設計体系の移行とともに技術を生かす場が形成されることを期待している。
(東京大学大学院 田中泰司)

鋼管をコンクリートのクーリング,架設材料として有効に利用しているので,構造的な利点以外にも優れた点が多い構造形式であと思います.本レポートは,写真や解説図が多いため,非常にわかりやすかったです.橋脚は現場打設というイメージがありますが,プレキャスト柱を用いた複合構造を採用することで,大幅な後期短縮が期待できます.
(東京大学大学院 金田尚志) 

流動化処理土工法
私も現場において流動化処理土を使用した経験があるが、その流動特性を生かした施工における作業性の向上効果は多大なものであった。今後、本稿にあるように品質管理方法が確立されば、建設発生土の再利用といった時代の流れにも追随し需要の高まる材料であろう。
(西武建設(株) 辻田陽一郎)

繊維シート接着工法によるトンネルの補強・補修
繊維シートは軽量かつ補強厚が小さいため,トンネル覆工の補強・補修には適した材料であるといえる.また,材料の運搬や施工が従来工法と比較すると容易であるため狭いトンネル空間でのメリットも大きい.しかし,接着作業が作業員の手作業によって行われるため,接着が不十分になる可能性もある.天井部分では上を向いた作業となるため作業員への負担も大きい.難しいかもしれないが,この分野での自動化,機械化が進むことによって品質の向上,コスト削減につながるのではないでしょうか?
(東京大学大学院 金田尚志)

供用中のトンネルを補修する際に、重要なことは、作業時間と内空断面を確保することにあるので、その意味で、繊維シート工法は、とても有効なものだと思います。今後も、より良好な材料の開発が進んでいくことを期待します。また、補修も大切ですが、現在施行中もしくは、今後新しく施工される構造物については、覆工コンクリート自体の品質・耐久性を確保することも、もちろん、重要なことだと思います。
(大成建設(株) 町田 晋)

廃棄物を使った人工石材の活用
今回の特集の中に廃棄物を有効利用する技術がいくつか見られた。それだけ、ゴミの問題が深刻であり、そのリサイクル技術が必要とされている証だと思う。
さて、この論文は、焼却灰や下水汚泥等の廃棄物を、溶融、急冷、再加熱して結晶化させ人工石材を作り出し、建物や舗装面等に再利用するものである。
この論文で目を引いたのは、人工石材が河川や海に流れ出す可能性を考えて、貝類(アワビ、アコヤガイ)やウニなど生態系への影響を実験により検討していることである。当たり前のように、生態系への影響まで検討していることに深い敬意の念を覚えた。
また、とかく新技術というと「良かろう、高かろう」という印象があるが、論文の最後で、「従来の建材と変わらぬ価格で提供することが不可欠である。」ときちんと述べていることも共感がもてた。贅沢三昧の技術開発は、今の日本では必要がないと思うからである。
((財)漁港漁村建設技術研究所 宇賀神 義宣)

廃棄物を用いたリサイクル材は、報告にあったように、安全性、品質、コストおよび定常的であることが重要である、土木資材として用いるリサイクル品の多くは、コスト面に問題があったようであるが、この点についてもクリアーされているということなので、非常によいリサイクル品であると思います。コスト面に関する資料を文内に記載して頂きたかった。
(五洋建設(株)環境研究所 檜山博昭)

廃棄物を再生使用した建設資材は多数開発されているが、その最新の一例として興味深く読ませていただいた。これらの再生資材は品質よりも価格競争力の面が問題となり、普及が遅れていると聞いている。本稿で紹介されている外壁用タイルはタイル業界の協力により一般タイルと同等の価格に設定されているということだが、このような協力を得られない場合のほうが多いと思われる。リサイクル製品の普及を促進させるには、行政のさらなる補助・助成が必要なのではないだろうか。
(関西電力 西川 亨)

表面保護塗装によるコンクリート劣化予防
一時期、JRのトンネルのコンクリート崩落事故が話題になっていた。今後の公共事業は維持管理の時代であるから、このような技術開発は市場性があると思し、ますます推進されるべきであろう。
(東京大学大学院 嶋津香織幸)

プロジェクトリポート 京滋バイパス延伸・名神高速道路(改築)大山崎IC事業
具体的にどのような効果があるのかわからなかった。
(東京大学大学院 嶋津香織)

記事で取り上げられた京滋バイパスは京都府南部の主要幹線道路として期待されるほか,名神高速道路の代替路としても注目されており,この事業の恩恵を受ける範囲は大きいものであろう.
一方,複雑なJCT構成,分岐・接続の分かりにくさが安全面に影響を及ぼすことが考えられる.記事によると,ドライビングシミュレータを用いて情報提供方策のあり方について検討されているとのこと.その成果に期待したい.
(京都大学 菊池 輝)

高速道路に限らず一般道路でも情報板の表示内容がよく理解できず、走行中に戸惑ったことが多々ある。ドライビングシミュレーションを利用した疑似走行実験のような取り組みは初めて聞いたため、より詳細な内容を読みたかった。
(関西電力 西川 亨)

ポリマーセメント系材料による既設トンネル空洞充填工法
本技術紹介は、施工性を重視した報告で興味深いものでした。このポリマーは施工性に優れておりますが、疑問点として”吸水膨潤性”のため水の流動が激しい地層で使用した場合、施工後この性質が構造物に変圧を及ぼすような気がしますがこの点はどうなのでしょうか?対策工後の動態観測等報告に期待します。
((株)ダイヤコンサルタント 大口伸生)

僕の材料に関する知識が不足しているためか、わからない単語が多く、内容も理解するのが困難でした。
(京都大学環境質制御研究センター所属  鈴木祐麻)

在来工法で施工されたトンネルの背面の空洞を充填することは、トンネルの維持管理には欠かせないものだと思うので、今後も、この分野の材料・工法の開発が促進されていくことを期待します。
(大成建設(株) 町田 晋)

土木紀行 美濃橋
私は推理小説が大変好きで,大変おもしろく読ませていただきました.たしかになるほど思うところが多く,もしかしたら,関場茂樹という方が設計されたのかもしれません.これ以上は研究の領域を逸脱するのかもしれませんが,5W1Hのほかに,「どのような思い(hope?)」で設計,施工したのかを知ることができれば,より楽しいと思いました.
(港湾空港技術研究所 有川太郎)

”橋”が都市景観を形成する確固たる位置を占めるということに共感し、また、生活空間の中で大きな体積・規模を占める土木構造物が景観に与える影響は大きいのではないでしょうか。橋だけでなく他の土木構造物にも意匠設計を取り入れられればと思います。「変化に富んだアイデアが得られる」という点でも、デザインコンペは橋だけでなく他の土木構造物にも当てはめられるのではないかとも思いました。
(山口大学大学院 今泉暁音)

土木史の深い知識から歴史的土木構造物の調査を行うことの面白さを知ることができ,とても興味を持った.
(山口大学大学院 仲山亮史)

短い記事ですが、親しみやすかったです。美濃橋が完成した際、設計者と推測される関場茂樹が何を思ったのかなど考えると非常に想像力を掻き立てられました。
(京都大学環境質制御研究センター所属  鈴木祐麻)

わが国最古の近代吊り橋である美濃橋の紹介であった。本吊り橋の形状や背景などの歴史をたどり設計者を推測する、という非常に面白い趣向の記事であった。今後も、このような気軽に読める記事も取上げていただきたい。
(西武建設(株)辻田陽一郎)

大正年間に、現在の橋と比べても遜色のない立派な橋梁が建造されていたことに、驚きと感動を覚えました。次の技術者、設計者の心意気を感じました。
(大成建設(株) 町田 晋)

海外リポート パリ環状A86号の2層トンネル道路
トンネルを2層にするアイディア性と景観を守るためになされた努力の数々に感心した。計画から実現までにに30年以上をかけ、技術的な問題、事業費の問題、景観の問題等さまざまな側面から検討がなされており、最もよい形で実現されるのではないかと思う。A86号が完成した暁には是非通ってみたい。
(国際協力事業団 城後倫子)

連載「緑」 第2回緑によって道路の価値を高める
道路法面緑化は自然にいったん手を加えたものを再び周辺の環境に溶け込むようにしなければならないので、想像以上に難しい技術ではないかと思う。しかも、道路沿いという必ず目立つ場所であるためごまかしがきかないし、緑化が成功しても周りの自然と一体となった状態が基準であるため評価は最高でもゼロという技術者にとってはきびしい。しかし、このような技術は今後さらに重要視されてくると思うので、より優れた技術の確立を期待したい。記事では、種の確保のことなど普通の土木技術者では考えないようなことも説明してあり勉強になった。
(呉工業高等専門学校 黒川岳司)

法面緑化工における樹木種子を用いる技術について、よく理解できた。品質確認やバイオテクノロジーの発展などにより、今後の発展が期待される。
(西武建設(株) 三村 卓)

本記事は土木関連業務についております人間として、現状の土木を鋭い視点から捉えている文章と感じながら読ませて頂きました。
筆者が述べられました「〜崩壊の要因や形態や位置、範囲などを無視した特定の構造物で設計、施工されていることもある。」「〜単に経済的理由だけで所期の目的が変更されてしまうような構造物に変わるケースに驚く」「〜自分流の設計、施工をしているのではないかと思われる」という点は、特に印象に残りました。
土木は調査,設計,施工のそれぞれに専門技術者が従事する形の”分業制”から構成されており、このような”分業性”はメリットも大きい反面、筆者が述べられたような諸問題も起こすケースがあります。
このような諸問題を少なくするためには、専門技術者どうしの意志の疎通、専門技術者が他分野に対して興味をどれほど持つかという姿勢にかかっているような気がします。
今後この学会誌が、専門家どうしのコミュニケーションの場としても繁栄することを願っております。
((株)ダイヤコンサルタント 大口伸生)

非常に興味深く読ませて頂いた。人間活動の質を高める為に環境に分け入る事業は、これからはその代わりとして環境を保全していくことが必要不可欠となるであろう。公共事業について、まだまだ緑化といった環境関連の言葉は見受けられないが、全ての公共事業が環境と密接な関係にある以上、今以上に環境に配慮した設計・施工が必要となるであろう。
(五洋建設 羽田 晃)

現在社会において,環境における緑は欠かせない物となっている。これは特に理由を述べなくても自明であると思っている。緑化は将来的にメンテナンスフリーとなるものが最も望ましい。もし、土木技術で永続性を持つ森林を復元できれば、すばらしいことであると思う。ただしブラックバスやブルーギルのような人間のエゴによる環境変化とはならないための配慮は十分必要であるとは思うが。
(JPOWER電源開発 大島寿哉晃)

法面はその安定化が絶対条件であるにも関わらず、昨今の「緑化至上主義」の風潮として法面は緑になれば良しとしてその質もそして安定化も無視した緑化を散見するという指摘は、少々耳の痛い話しと感じた。緑化という言葉が誤解を生んだのか、切り取り面のむき出しの法面は見苦しいので、とりあえずすぐ緑を形成する草本類の種子を吹き付けておこうとしてきたのかもしれない。しかし、本来の目的は、安定化と環境との調和であることは疑いようもなく、改めて設計に携わる際には、注意してゆきたいと感じた。そして、その際には自分流の設計に凝り固まらず、よく周辺の状況、植物の特性等を考慮してゆきたいと感じた。
(関西電力(株) 大江直樹)

最近増えてきた枠を使った法面工法について緑化の視点から説明されており、おそらく一般には評判の悪かった工法の汚名返上に役立つ記事だと思います。今後は自動車から出るガスを効果的に吸収する植生などについても試行を重ね、景観だけでなく、実際の環境にも役立つ法面へと発展させていただきたいと思います。
(大阪産業大学 波床正敏)

道路法面緑化のあるべき姿
人々に土木の素晴らしさを訴える機会は、高度な施工技術よりも、ここで紹介されたような“自然と共存した土木”であると思う。土木は自然を傷つける面を持ち合わせているため、土木技術者なら自然を回復させる工法を開発するのは当然のことであろう。また、土木の将来のためにも環境・景観といった付加価値を向上させる分野に力を入れ、収益性のある事業として成立させる戦略を考えていくべきだと思う。
(東京大学大学院 嶋津香織)

興味深く読みました。森林を切り開いて作る切土法面に関して、どこが切土箇所だったのか判別できないくらい、自然を復元することを、究極の理想とする意見もあるでしょうが、経済的、技術的な問題もあり、現実的にはなかなか難しい場合が多いのではないかと思います。人工物は景観上すべて悪かというと、決してそのようなことはないはずです。風景への納まりが良く心地よい造形を工夫することが本質的課題だと思います。業界全体として、景観・環境を重視する風潮がようやく復活してきたのは事実ですが、現状の取り組みは不十分と思います。意匠にもっと気を使い、垢抜けした愛される土木風景を創出していこうという意識改革が、とくに発注者側において必要だと思います。
(鹿島建設 吉田 輝)

普段の生活の中でなにげなく見過ごしている法面ですが、緑化が上手くいってる法面といっていない法面などこれからは興味を持って見ることができそうです。そして、筆者も述べているように、法面の痕跡に気づかない法面の造成を期待します。
(京都大学環境質制御研究センター所属  鈴木祐麻)

良質な種子を確保するための戦略
緑化樹木の種類を検討したりすることはあっても、その種子のことまで気にかけたことは無かったので、「縁の下の力持ち」的なところでこのようなことが行われていることに感心した。
(太陽コンサルタンツ 田澤秀明)

写真で綴るその時の1枚
暗いニュースに偏っているように感じる。「被害や災害があっての土木」という観点も必要だが、プロジェクトを成し遂げたときの写真や記事なども積極的に取り扱ってほしい。
(西武建設(株) 三村 卓樹)

先月から始まったこの企画は、忘れかけている過去の出来事を改めて考えることの出来る良い企画である。
(基礎地盤コンサルタンツ 中田隆文)

道路と鉄道と一体になった都市空間再生事業
踏切の問題は大きな問題だということがよくわかりました.日常なにげなく見ている踏切工事を実際に行う際の様々な課題を解決することは,大変な仕事だと思いました.
今回の小田急の裁判に関して,高架式の意見だけでなく,地下式の意見があるとより理解が深まり,また,今後の発展にもつながると思います.
(港湾空港技術研究所 有川太郎)

連続立体交差が都市空間再生を根本から援用するかどうかはおいておくとして,昨年の小田急線連続立体交差事業認可取り消し請求の判決に関する内容を楽しく読ませていただいた.私も事業認可を違法と判断された理由に納得できない部分もあるのだが,筆者が書いているように,この判決は,今後の合意形成のあり方について,真剣に考えさせられるものであろう.
(京都大学 菊池 輝)

毎朝通勤の途上で開かずの踏み切りに迷惑をしているので、踏み切りの数が減ることは大歓迎である。しかしながら、誌上に掲載されている高架化後の写真を拝見するに、周辺住民から反対の声があがるのも理解できる。鉄道により分断されていた市街地の一体化が図られるメリットについて述べられているが、かえって大きな障害物が地域を分断しているように見えなくもない。事業のもたらすメリットは十分理解できるが、巨額の資金を投じて、何十年も残る社会基盤施設を建設するのであるから、結論を急がず、充分に時間をかけて合意形成をはかっていって貰いたいと思った。
(国際協力事業団 城後倫子)

かつて小田急線沿線に住んでいた経験があるので、いわゆる「開かずの踏切」が、どれだけ不自由なものかは実感としてわかる。その問題の解消は、その地域の人々にとって大変重要な問題であり、重要であるがゆえに利害も生じるのであろう。何事も、答えは一つではないので、十分な議論がなされ、コンセンサスが得られたかたちで事業を進めてもらいたい。
(太陽コンサルタンツ 田澤秀明)

私事ですが東京の多摩地区に住んでおり、道路の渋滞、朝夕の電車の混雑、開かずの踏切など、交通事情の悪さに大いに不満を感じています。昨年10月の小田急線の連続立体交差事業に関する、東京地裁による事業許可取り消し判決は、われわれの記憶に新しいところです。新聞・テレビでは報道されていなかった詳しい事情が紹介されていて、興味深く読みました。
(鹿島建設 吉田 輝)

小田急線沿線では高架化が着々と進んでいて、事業終了区では踏切が解消され交通がスムーズに流れている。しかし、下北沢周辺には「開かずの踏切」が何個か存在し、通過交通・都市形成に悪影響を及ぼしている。あまりに踏切が開かないので閉じた踏切内に若者が侵入するのを毎日目にする。時折、踏切内に侵入した若者が列車に引かれ死亡する。過密と無秩序のため、閉塞してしまった都市再生のひとつとして、鉄道高架化は有力な手段であり、都市全体としてプラスに作用することは自明である。もちろん、線路沿いに住む人々にしてみれば迷惑な話であることは理解できる。個人の権利を尊重することと、町や都市全体の利益を創生していくことは、しばしば対立し、平行線のまま問題を先送りしてしまう。住民の意思を尊重することは成熟した社会として、社会的正義として善である。しかし、それによって都市全体が閉塞し、病んでいくのならば、思い切った施策も是とするべきである。
(東京大学大学院 田中泰司)

近年、交通の円滑化や駅周辺及び高架下空間の土地利用価値向上を図る目的で、連続立体交差事業が各地で展開されている。私も連続立体交差の工事に携わった経験があるが、昨年における小田急線の事業認可取り消しの判決には驚かされた。あらためて、住民との合意形成の重要性を強く感じた。今後の展開に関心があるところである。
(西武建設(株) 辻田陽一郎)

いわゆる「開かずの踏切」は、本当に迷惑な存在であると私自身も思う。そこで、その解消を図るため、これまで立体交差化事業が営々と取り組まれてきた訳だが、今回記事にて紹介されているように一筋縄ではいかないようだ。確かに、何か事業を行おうとすると利害が伴い、弊害を受ける者としては被害者意識が強くなり、孤立してゆき、実力行使を行わざるを得ないと追いつめてしまっているのかもしれない。そのあたりの詳細は、今回の記事ではまだ係争中のせいもあって、原告批判のような形になっており、詳しくはわからないが、この貴重な経験を悪意でもって見ることなく、今後の合意形成のあり方の一助にして頂きたいと感じた。
(関西電力(株) 大江直樹)

小田急線連立事業の認可取り消し訴訟に関しては、おそらくかなりの方が関心を持っていることと思います。特に地下式と高架式に関する事業費について、裁判所の考え方がこれまでの通念と比べて逆転している点は興味をひきます。控訴審もあるようですが、これら謎の部分が明らかになりましたら、適当な時期に再度まとめていただくことを望みます。
(大阪産業大学 波床正敏)

「築土構木」から「活土育木」へ
学生に「土木」の説明するときに「築土構木」を時々用いたりしているが、そのときの学生の反応としては,必ずしも興味を持っているとは言えないこともある.これは「土木」という言葉を使わなくなってきたことや学生が学びたい「環境」とは一致しないからかも知れない。「活土育木」は「土木」と「環境」を結びつけるのに最適な言葉だと思う.今後、「築土構木」と併せて「活土育木」も説明に使いたい.
(呉工業高等専門学校 黒川岳司)

これからの土木の方向性として、「活土育木」といった考え方に気がついている人は多いと思うが、それを実践する具体策に気がつかない人は多いと思う。このレポートを読んで、「こんなことができたらいいな」と思った人は私だけではないと思う。公共事業という中で付き合っている人々が、このような関係を築けるノウハウは何だろうと思った。。
(太陽コンサルタンツ 田澤秀明)

最近NPOの活動に関連した記事が多く見られますが、土木技術者にとってはまだ極めてマイナーな存在なように思われます。土木に関係するNPOの活動がどのようなものなのか全体の状況を知りたいところです。
(国際協力事業団 江塚利幸)

土木は土と木を使って構造物を造る学問くらいに思っていたが、土を築き木を構える「築土構木」だと表現されると、改めてそうなのかと思った。また、それを、土を活かし木を育む「活土育木」に転換するということだが、すぐには意味が理解できなかった。しかし、どうやら環境や生態系に配慮した土木工事を行うことが、「活土育木」なんだと言っているように思えてきた。
それにしても、流行のNPOに参画したり、近くの河川の堰のことを考えたり、学校にビオトープを作ったり、専門家を呼んで河川や生態学を学んだり、下水の処理方式をめぐって討論会を開いたりと、積極的な活動の様子を読み進むうちに、むしろそっちの方に好感が持てた。土に活気があるのではなく、人間にこそ活気がある土木でありたいと筆者は訴えているように感じられた。目的をもって活発に行動する姿に勇気づけられた。
((財)漁港漁村建設技術研究所 宇賀神 義宣)

環境創造への住民NPO参加の一例として興味深く読ませていただきました。地域の環境を創造(再生)するためには、その環境を享受する最も身近な人々(住民)が計画から参加し、運用する事の重要性を感じました。従来型の出来上がったものに対して住民に運用を勧める方法では、参加者の取り組みが希薄となりかねません。住民参加型の環境創造に土木技術者としていかに取り組むことが出来るかを模索して、環境再生に微力ながら参加していきたいと感じました。
(五洋建設(株)環境研究所 檜山博昭)

この本
「”豊かさ”とはなにか?」これは土木に携わるものとして避けて通れない課題だと思います。今後は、日本の経済成長の中で軽視されてしまった、環境・心などといったゆとりを考えていかなければならないと改めて考えさせられました。
(山口大学大学院 今泉暁音)

空港をビジネスの対象としてとらえ、管理・運営するものから経営するものへと価値意識が変化してきているという言葉に大いに賛同する。関空二期工事や神戸空港の必要性について多々論じられているが、このような視点が必要なのではないだろうか。
(関西電力 西川 亨)

拡がる神秘の世界
私も実際に見てみたいと感じた.しかし同時にトンネル掘削というのは,実際に掘ってみないと山の中はどうなっているのか分からない,と改めて実感した.
(山口大学大学院 仲山亮史)

土木会館,土木図書館竣工記念講演会のご案内
記事そのものに対する意見ではありませんが、首都圏以外の会員にとっては土木図書館は利用したくてもなかなか利用できません。例えば、関西在住の私の場合は、数年前、就職活動で東京を訪れた際に1度使っただけです。支部には会議室はあるものの、図書などが置かれているわけではなく、東京の図書室にどのような資料が置かれているかすら不明です。地方部の会員に対するサービスのあり方について、もっと考えるべきであると思います。
(大阪産業大学 波床正敏)

学会誌全般へのご意見、編集委員会への要望等
入会申込書.行事参加申込書・図書購入注文書の類は本誌から切り取りやすいよう工夫をされてはどうでしょう.コピーをとるのが前提でしょうか?また,表紙の写真はシンプルで好きなのですが「土木學會誌」の字が見にくいです.
(京都大学 菊池 輝)

本と私ですが、土木関係の先達の人生観を知る機会となり、また本を知るきっかけともなり毎回楽しみにしています。今回記事がなかったのが残念でした。
(国際協力事業団 江塚利幸)

今月号は、「時局を論ずる」、「本とわたし」などシリーズもので毎回楽しみにしていた記事が取り扱っていなくて、残念であった。4月(あるいは3月)から、新しい企画を取り入れていることもよいが、ないことの説明もしてほしい。
(西武建設(株) 三村 卓)

会員の声にもかかれていましたが、表紙の「土木學會誌」の文字は見づらいと思っていましたが、特に4月号は色合いも相まって非常に見づらいものになっています。デザインは、半期or年期の更新でしょうから、色には気を付けて頂きたい。
(五洋建設(株)環境研究所 檜山博昭)

今回の学会誌の構成、特に、特集の構成は起承転結が分かりやすく興味深く読ませて頂きました。今後の学会誌に期待しています。
((株)ダイヤコンサルタント 大口伸生)

「繊維シート接着工法によるトンネルの補強・補修」および「表面保護塗装によるコンクリート劣化予防(東海道新幹線)」の記事に関して、森林との対比となるが、コンクリート構造物は当然自然復元は不可能である。メンテナンスの重要性を改めて認識させられる。あくまで人間の世話が必要なのである。今後の社会において、よりこの分野の発展を期待する。
(JPOWER電源開発 大島寿哉)

「道路と鉄道と一体となった都市空間再生事業」および「パリ環状A86号の2層トンネル道路」両方とも都市に交通網を整備する目的であるが、対比して読むと面白い。パリの事例は訴訟等特に記載されていなかったが、住民の総意形成のアプローチ方法について参考になる部分があるのではないかと思う。
(JPOWER電源開発 大島寿哉)

4月号会員の声に英文リポートが読みにくいという意見もありましたが、私はできれば1文載せてもらいたいと思っています。経済とか社会情勢の英文をテキストとして読むよりも私達には受け入れやすいと思います。自分の専門分野であれば尚更でしょう。海外業務の一助となる、また関心を持つための「土木技術者のための○○語講座」のような企画も、面白いのではないでしょうか?
(JPOWER電源開発 大島寿哉)

今回の話しの広場にて、土木に携わる方のNPO活動が紹介されていたが、このような取り組みは土木に対する評価を向上させる活動であろうから、是非ともこのような取り組みをどしどし取り上げ、機運を盛り上げて行って欲しい。
(関西電力(株) 大江直樹)

新しい土木学会図書館の特集をしてもらいたいです.
(東京大学大学院 金田尚志)

情報化の時代といわれている昨今なので、土木で使う業務用ソフト・解析ソフトなどの紹介、あるいは実務における情報機器利用に関する記事があってもいいのではないでしょうか。
(大阪産業大学 波床正敏)

編集委員会より読者の皆様へ
4月号に対して寄せられた「会員の声」に対する編集委員会からの回答です。以下に掲載した他に多くの企画提案および表記の改善提案をいただきありがとうございました。これらのご意見については個々に回答はいたしませんが、編集委員会で検討させていただき、今後の土木学会誌に生かして行きたいと考えております。


【ご意見・ご要望など】
非常に個人的意見で申し訳ないのですが、土木学会誌の表紙−裏表紙はそれだけで1つの情報となっていますが、本誌内にこれと関連する記事が無いことに多少とまどいます。出来れば本誌内の内容とリンクするようなことは出来ないのでしょうか?
本学会誌の表紙は毎号楽しみにしていますので(表紙に変化のない学会誌が多数ある中で)よろしくお願いします。
(五洋建設(株) 檜山博昭)

【編集委員会からのお答え】
表紙−裏表紙は年間を通して、テーマを設定し、それに関連した写真、記事等を掲載しております。なお、テーマの設定にあたっては、その年の企画内容等も考慮して設定しておりますが、必ずしも本誌内の記事と関連性があるとは限りませんので、ご理解願います。


【ご意見・ご要望など】
今回でモニター3回目となる。いつも思うことであるが、土木学会誌を専門に呼んでいる人間はともかく、通常仕事をおこなっている人にとって、これだけのボリュームのある会誌を読むということは、結構大変である。そこで、より文章を平易にし、更に参照としたい人に対してはその参照先を各文章の最後に記載する。また、かなり簡単なもので良いから要約を目次欄に記載するなどの案はどうであろうか?
(電源開発(株) 大島寿哉)

【編集委員会からのお答え】
現在のところ、今の学会誌の構成を変えることは考えていません。モニターの方には大変ご苦労をおかけしますが、全記事に目を通すお時間がとれない場合などには、例えば興味がある記事のみに対してのご意見をいただくことでも結構ですので、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。


【ご意見・ご要望など】
他の雑誌において、どのような記事が望まれているかというアンケートがあった際、訃報通知は不要という意見が多かったように記憶している。そのような中で、今号の90ページに訃報の掲載があるが、少なくとも経歴のみの紹介ではやはり不要なように思う。そこで、今後も訃報の掲載を続けるのであれば、今号の倉田先生のように、教訓をメインにするべきではないだろうか?
(関西電力(株) 大江直樹)

【編集委員会からのお答え】
訃報通知は名誉会員の方を対象に掲載させていただいております。紹介については、経歴のみでなく、これまでの業績等についても紹介させていただいており、今後もこれまで同様に掲載させていただきたいと考えております。


【ご意見・ご要望など】
今回の特集のように、それぞれの分野で議論されているパラダイムをまとめてくださると、大変ありがたいと思います。今後も上質な記事を届けてくださるよう、期待しています。
(東京大学大学院 田中泰司)

今月も締め切りに1日遅れてしまいました。興味があるところだけを飛ばし読みしてるとすぐ終わるのですが、モニター回答を考えながらじっくり読むと結構時間がかかります。水の問題は土木の問題というより、もっと大きな問題であり土木技術者としてどうアプローチするのかというのは難しいと思いました。
(千代田化工建設 森田 光)

最近、デジカメの普及により、現場での写真撮影もデジカメの使用率が高くなってきています。土木学会誌で紹介されている写真の中にもデジカメで撮影されたものがあります。画質面では通常の写真と比較すると悪く、不鮮明なものもいくつか見受けられます。コスト面や、撮影後の汎用性の良さからデジカメを使用する傾向にありますが、重要な写真や芸術度の高いものには、出版物用にデジカメだけではなく従来のカメラでも撮影していただきたいと思います。
(東京大学大学院 金田尚志)

今回取り上げられた水・緑といったテーマは、グローバルでシリアスな問題ではあるが、これからの土木技術者にとって、考え方の基本のひとつに据えなければならないテーマだと感じた。連載「緑」は、体系的な知識と理解を得られるよう期待しています。
(太陽コンサルタンツ 田澤秀明)

今月号は、なんとなく過去の記録を取りまとめた物が多かったような気がする。この様な物は忘れがちになる事が多い。この様な企画が定期的に行なわれる事を望む。
(基礎地盤コンサルタンツ 中田隆文)

今月号は特集が「水」であったが、特集以外でも「水」で占められてたような気がする。ジャーナル誌思考であるならば、土木分野全般をバランスよく取り上げていただきたく思う。
((株)ダイヤコンサルタント 大口伸生)

グローバルな視点にたった特集が多いのでとても刺激になります。今後ともこのような視点にたったテーマの掲載を楽しみにしています。
(日本道路公団 税田賢二)


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