学会誌2000年6月号

今月の表紙

今月の表紙
表紙解説[北河委員]


[巻頭論説]
土木遺産 新しい時代の保存・活用に向けて
新谷洋二

特集
土木遺産は世紀を超える
保存・活用の今
企画趣旨
1.観光拠点としての活用
 1-1 旧横浜船渠第2 号ドックの再生中野 創
 1-2 三角西港を舞台として尾崎基雄
 1-3 石橋巡り・清和文楽・温泉宿泊ツアー上塚尚孝
2.まちづくりの核としての活用
 2-1 富岩運河と中島閘門
    建設,衰退,そして再生の物語白井芳樹
 2-2 旭川市・旭橋林 良嗣
    まちの原風景として市民に親しまれている土木遺産今 尚之
 2-3 川筋の再生と歴史文化の発信杉島 猛
 2-4 鉄道用鉄橋をプロムナード,汽車道に中野 創
3.地域学習の道具としての活用
 3-1 玉川上水と地域学習亀田駿一
 3-2 鉄道産業遺産の再生・活用とインストラクターとの共生萩原豊彦
 3-3 ふるさとを知る野蒜築港と公民館活動佐藤順亮
 3-4 文化自然誌調査による地域学習と地域づくり波多野寿勝
4.自然環境との共生としての活用
 4-1 自然環境と共生するデ・レーケ堰堤 不動川砂防歴史公園八田直哉
 4-2 近代化遺産とさわやかウォーキング遠山高志
 4-3 文人墨客の憧憬の道を歩く天城隧道富野 章
 5-1 干拓堤防が語る 海から生まれた町島崎賢二
 5-2 名勝「錦帯橋」平成の架け替え岡崎賢治
 5-3 信玄堤 治水技術の偉功を学ぶ,地域住民の憩いの場小池幸男
コラム1:文化財と土木遺産北河大次郎
 6-1 ほぼ完成された近代土木遺産の再評価榛澤芳雄
 6-2 具体化し始めた「保存再生工学」馬場俊介
 6-3 整備されつつある保存活用の法・制度為国孝敏
 6-4 景観的価値を活用した保存・再生手法小林一郎
7.保存・活用 新しい時代への課代
 7-1 何が保存・利活用をむずかしくさせてきたのか伊東 孝
 7-2 土木遺産の保存・活用の財源・維持管理をどうするか野村和正
 7-3 人材の育成とそのネットワーク篠原 修
 7-4 土木遺産の活用方策佐藤馨一
コラム2:ユネスコ世界遺産と土木遺産古田陽久
8.「土木学会選奨土木遺産」,創設される土木史研究委員会

[プロジェクトリポート]
負荷軽減の手法
 関西国際空港2期工事に見る
出口一郎
[技術リポート]
無機材料によるコンクリートの長寿命化とリハビリテーション
 無機質セメント結晶増殖材によるコンクリート躯体の緻密化
入江正明
[事故・災害]
[投稿]
都市水害における地下事故二題
後藤恵之輔
見て・聞いて・土木の動き
[本と私]No.11
伊藤喜栄
[この本]
土木学会海外活動委員会編
社会基盤の整備システム- 日本の経験-
赤塚雄三・吉田恒昭編・著
Systems for Infrastructure Development
- Japan 's Experience-
紹介者:河内 隆秀
[学会の動き]
平成11年度第6回理事会報告

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