土木史研究講演集

2015年(Vol.35)

タイトル著者
「長谷川家文書」による木橋の細部構造の考察松村博1-8
登録有形文化財森村橋の現況調査五十畑弘9-14
岩国市周東町鮎原剣神社の穹崇橋に関する研究中川明子,八島巧舎15-23
戦間期の英国における歴史的橋梁保全の展開榎本碧,樋口明彦,キムユニ25-30
鉱山に関する法規の変遷と足尾銅山の堆積場の歴史的位置づけ青木達也31-38
世界遺産の中の土木遺産-用語「技術, Engineerig, Technology」の比較検討と「Technology」の意味内容分析-伊東孝39-44
稼動下にある土木文化財の評価に関する調査~世界遺産の事例を中心として~五十畑弘45-54
戦後土木施設の歴史・文化的価値に関する基礎的研究(その1)阿部貴弘,北河大次郎,小野田滋,土田宏成,土井祥子,木村優介,西山孝樹55-59
「バロック都市計画」の確立と海外植民地における展開についての研究山田耕治61-68
トレイン・シェッドに関する考察金井昭彦69-78
新聞資料を通してみる九-における文化的景観の保存と開発伊藤空,波多野想79-82
開発初期の金瓜石鉱山における空間整備―日本植民地下台湾における鉱山景観の形成―波多野想83-90
鎌倉時代における土木事業と関連する官職について西山孝樹,藤田龍之91-97
交通秩序の規範と日本人の法意識堂柿栄輔,簗瀬範彦99-108
明治大正期の道路台帳図のなりたち―長野県土木測量設計図の調査研究ー山浦直人,小西純一109-114
国立国会図書館憲政資料室で閲覧できる土木史関係資料について土田宏成115-120
秋月藩「女男石」の水利システム島谷幸宏121-124
嘉瀬川石井樋における流れと土砂輸送の特性について大串浩一郎,谷陽介125-130
轟泉水道の維持・管理に関する歴史的研究春野正成,田中尚人131-140
明正井路一号幹線第二拱石橋に関する一考察―鉄管逆サイフォン石造アーチ水路橋と矢島義一―寺村淳141-150
石造めがね橋のアーチ設計に関する研究中村幸史郎151-154
水城の水はどこに貯められたのか?島谷幸宏,林博徳155-156
戦前の阪和電鉄及び南海鉄道の競合的沿線開発に関する研究徳本裕也,岡田昌彰157-158
戦前期都市計画における路線的商業地域の起源武市賢人,真田純子159-163
明治末の岐阜における公園開発岩本一将,出村嘉史165-168
宇治川水力発電事業第一期工事における風致保護策の検討過程林倫子169-178
準備されていた近代日本の国土・地域開発(都市)島崎武雄179-190
戦前の都市計画区域決定における計画意図について-都市の拡大に着目して-松長悠太,真田純子191-196
土地区画整理による都市的土地利用の転換に関する制度的・技術的課題について簗瀬範彦,山本芳明,堂柿栄輔197-206
わが国における塀・垣類に係る伝統的工法の地域的な特徴に関する研究 - 土塀・石塀 -西村亮彦,曽根直幸,栗原正夫,木村優介207-210
歴史調査にもとづく地域資源の活用可能性-福岡市中央区清川ロータリーを事例として-石橋知也,小西圭介,柴田久211-217
土木遺産保存運動後の市民活動の促進-日南市堀川運河周辺における油津地域協議会による回遊プログラムの試行報告-倉岡宏宜,永村景子,谷越衣久子,辻喜彦,高尾忠志219-222
明治18年長野市第1次水道調査と古市公威―長野県土木測量設計図の調査研究から―山浦直人,小西純一223-228
高梁川東西用水における酒津樋門と各用水路の設計経緯戸谷宥貴,樋口輝久,馬場俊介229-236
岐阜市・稲葉郡の水系基盤形成(1920-1935)出村嘉史,長谷川真穂237-240
確率主義萌芽期における基本高水―昭和29年白川改修計画を対象として―中村晋一郎,沖大幹241-250
河川法改正の経過と文献に見るその詳細安井雅彦,冨永晃宏251-258
常願寺川扇頂部川除の変遷と佐々堤貴堂巌259-262
港湾に関する歴史津波と被害岡本修263-268
和歌山県における近世以前の津波遺産和田圭右,樋口輝久,馬場俊介269-278
藩政文書にみる富山大雪考安達實,村田晶,宮島昌克279-282
【付録】委員長あいさつ天野光一283
【付録】優秀講演賞「受賞者の言葉」真田純子・岩本一将285-286
【付録】土木史フォーラム(経緯およびNo.40) 287-298