組織紹介
土木学会 北海道支部
- 土木学会北海道支部 支部長挨拶
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このたび、土木学会北海道支部長を拝命いたしました北海道開発局長の岡下淳です。今後、北海道支部の活動を通じて土木技術の発展と人材育成に微力ながら尽力してまいります。あわせて、北海道で8年ぶりの開催となった令和8年度土木学会全国大会を無事終えることができましたので、あらためて御礼申し上げます。
令和8年度土木学会全国大会は、「インフラを市民の手に〜共創が拓くインフラの未来〜」をテーマに、8月31日から9月4日までの5日間、札幌市において開催されました。北海道での開催は平成30年以来8年ぶりとなりましたが、全国から多くの皆様にご参加いただき、盛会のうちに閉幕することができました。年次学術講演会の発表申込数は過去最多となる5,642編を数え、会期中の参加者は延べ42,500人を超えるなど、我が国の社会資本整備を支える皆様の活力と期待の大きさを改めて実感する大会となりました。
まずもって、ご参加いただいた皆様をはじめ、小澤一雅会長をはじめとする土木学会関係者の皆様、地元実行委員会並びに関係機関・団体の皆様に心より感謝申し上げます。皆様のご支援、ご協力により、本大会を無事終えることができました。
北海道は、我が国の食料供給を支える生産基盤や豊かな観光資源、再生可能エネルギーの高いポテンシャルを有しています。その一方で、人口減少と少子高齢化が全国に先駆けて進行しており、担い手不足が深刻化する中、広大な地域に点在する暮らしや産業を支えるインフラをどのように維持し、次世代へ引き継ぐかが大きな課題となっています。さらに、気候変動による自然災害の激甚化・頻発化やインフラ老朽化への対応など、社会資本を取り巻く環境は大きく変化しています。
こうした課題認識のもと、本大会では「インフラを市民の手に〜共創が拓くインフラの未来〜」をテーマに掲げました。人口減少社会において持続可能な地域づくりを進めるためには、行政や企業、研究機関だけでなく、市民一人ひとりがインフラの価値や地域の課題を共有し、それぞれの立場から関わっていくことが重要です。多様な主体が連携しながら地域の未来を創り上げていく「共創」の考え方は、これからのインフラ政策や地域づくりに欠かせない視点であると考えています。
大会期間中は、基調講演、特別講演、全体討論会、年次学術講演会のほか、パネル展示や見学会など多様なプログラムが実施されました。全体行事には約1,000名が参加し、年次学術講演会では全国の研究者、技術者、学生らによる活発な発表と交流が行われました。過去最多の論文発表が示すように、我が国には多くの知見と技術、そして未来を切り拓く人材が存在しており、最新の研究成果や技術的知見が広く共有されたことは大きな成果であったと感じています。
また、パネル展示や見学会を通じて、北海道の社会資本整備の歴史や地域の魅力についても広く発信することができました。先人たちが築き上げてきた社会基盤や技術の蓄積に学びながら、新たな時代にふさわしいインフラのあり方を考える機会になったものと受け止めています。
結びに、本大会にご参加いただいた皆様、そして開催を支えていただいたすべての関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。本大会で得られた知見や人的ネットワークが、北海道のみならず全国各地の地域づくりや社会資本整備に活かされ、我が国の社会資本整備のさらなる発展につながることを期待しております。
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