9月号の行事と募集

ワンデーセミナーシリーズ21
行動理論と土木計画
開催日:10月27日[金]

 土木計画が人間を対象としたものである以上,土木計画において行動理論や行動分析が重要であることは論を待たない.これまでにも,需要予測や便益評価において行動理論,行動分析が重要な役割を果たし,さまざまな研究が重ねられてきた.特に近年では,公共投資や自然環境,ならびにTDMやITSの評価が社会的に強く要請される中,それらに対応することが需要予測手法や便益評価手法の開発において重要な課題と見なされている.それに加えて,住民参加やPIの必要性,合意形成の重要性,あるいは,社会的な公平性の議論等,さまざまな新しい課題が現れてきている.これらの課題に対しても,もっぱら需要予測や便益評価に適用されてきた行動研究の応用可能性を積極的に考えるべきだろう.
 本ワンデーセミナーは,以上のような新たな社会的要請に応えるためにはどのような理論的な枠組みで,そして,どのようなアプローチで個人の行動に着目した研究を行うべきかを,再考する契機を作ることを目的とする.そのために,理論的な側面から具体的な方法論に至るまでの,人間行動に関連する研究についての幅広い発表,討議を行い,新たな行動研究の方向性を探る.

                      記

1.主催――――― 土木学会(担当:土木計画学研究委員会)

2.日時――――― 10月27日[金]10:00〜17:00

3.場所――――― 京都大学 芝蘭会館(京都市左京区吉田牛の宮町11-1 ,TEL 075-771-0958 )
         (http://term.kuciv.kyoto-u.ac.jp/Terminal/2000oneday.htm参照)

4.定員――――― 100名程度

5.講演者―――― 秋山孝正(岐阜大学),上田孝行(東京工業大学),北村隆一(京都大学),小林潔
         司(京都大学),西井和夫(山梨大学),藤井 聡(京都大学),森川高行(名古屋
         大学),屋井鉄雄(東京工業大学)

6.プログラム―― 調整中(後日にhttp://term.kuciv.kyoto-u.ac.jp/Terminal/2000oneday.htmに掲示)

7.参加料―――― 無料

8.申込方法――― 下記問合先に,FAX またはE-mailで,氏名,ご所属,連絡先(電話番号,FAX
                 番号,E-mailアドレス)をお送り下さい.

9.申込・問合先― 京都大学大学院工学研究科土木システム工学専攻
                (〒606-8501 京都市左京区吉田本町)
         TEL 075-753-5135/FAX 075-753-5916
         E-mail:fujii@term.kuciv.kyoto-u.ac.jp
         藤井 聡
←戻る