土木学会誌
本部行事

第38回土木計画学シンポジウム
「都市交通調査を考える 〜新しい技術と展望〜」
行事コード:E151

我が国の経済・社会をとりまく環境の変化に対応し,財政構造,経済 構造,国と地方の役割分担等,その社会,経済システムは緊急な見直し を迫られている.その中で基礎的な社会資本である交通基盤施設は,社会 において果たすべき役割と機能の変化が求められており,これまでの交通 政策だけでは,国民のニーズに対して十分に応えることは難しい状況とな ってきている.特にパーソントリップ調査(以下「PT調査」と略す)を 中心とする都市交通計画の技術においては,まだ数多くの課題を抱え,上 記の経済・社会や社会資本をとりまく環境の変化に対応して,新たな視点 からの交通計画の検討が強く要請されている.このような交通調査とそれ に続く予測・評価技術が転換期にあることを認識し,種々の社会的ニーズ に積極的に対応するため,土木計画学研究委員会に交通調査技術検討小 委員会(代表:石田東生筑波大学教授)を設置し,新たな視点からのよ り実践的な交通調査,需要予測,パブリックインボルブメント(PI)の方 法論等について,3か年の研究活動を行ってきた.本シンポジウムはその 成果をとりまとめて公表するものである.

1.主催 土木学会(担当:土木計画学研究員会 交通調査技術 検討小委員会)
2.期日 9月10日[月]・11日[火]
3.場所 野口英世記念会館
(住所:新宿区大京町26番地,TEL 03-3357-0742,
案内地図に関しては
ホームページhttp://noguchi.atmark.gr.jpをご覧ください)
4.応募締切 8月31日[金]
5.定員 300人
6.参加費 5,000円(テキスト代を含む)
7.申込方法 学会誌綴じ込みの「行事参加申込書」に所定の事項を 明記の上,土木学会事務局経理課宛FAXにてお申し込 み下さい.申込書到着後,10日前後にて折り返し「参 加券」をお送りいたします.
8.問合先 申込問合せ:土木学会事務局研究事業課
TEL 03-3355-3559
内容問合せ:(財)計量計画研究所
経済社会研究室 毛利雄一
TEL 03-3268-9954 / FAX 03-5229-8102
E-mail:ymohri@ibs.or.jp
9.プログラム
10:00−10:10開会
10:10−11:55 セッション1:総合的な交通データのあり方について
1)はじめに
石田東生(筑波大学)
2)既存交通統計調査体系とその有効活用
中野 敦((財)計量計画研究所)
3)交通統計調査に関するデータベースと管理
兵藤哲朗(東京商船大学)
4)新たな交通データ収集・活用に向けて
石田東生(筑波大学)
13:00−14:55 セッション2:都市交通計画調査の新技法につ いて
1)はじめに
森川高行(名古屋大学)
2)これまでのPT調査を中心としたデータ収集〜解析
森島 仁(鞄建設計)
3)PT調査における技法事例
長谷川哲朗(中央復建コンサルタンツ梶j
4)今後の都市交通調査における新技法
藤井 聡(京都大学)
15:00−17:00 パネルディスカッション:今後の交通調査技術と交通データ
コーディネーター:森川高行(名古屋大学)
9月11日[火]
10:00−11:55 セッション3:都市交通計画調査の成果と課題
1)はじめに
原田 昇(東京大学)
2)これまでのPT調査の経緯と成果
(国土交通省)
3)都市圏交通計画の先進事例
(地方自治体)
4)PT調査の課題と新たな展開の方向性
原田 昇(東京大学)
13:00−14:55 セッション4:都市圏交通計画におけるPR・PIについて
1)はじめに
屋井鉄雄(東京工業大学)
2)国内の都市圏交通計画におけるPI・PR事例
(地方自治体)
3)海外の都市圏交通計画におけるPI・PR事例
矢嶋宏光((財)計量計画研究所)
4)今後の都市圏交通計画におけるPI・PRの重要性とあり方
屋井鉄雄(東京工業大学)
15:00−17:00 パネルディスカッション:都市圏交通計画が抱え る課題と対応
コーディネーター:石田東生(筑波大学)
17:00−17:10閉会

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