地震工学委員会・地震時保有耐力法に基づく耐震設計法の開発に関す
る研究小委員会は,平成9年から平成12年までの約4年間にわたる第1期の活動を終了し,その最終報告書である「地震時保有耐力法に基づく橋梁等構造物の耐震設計法」をとりまとめました.小委員会では,第1期
の活動成果を広く知っていただくとともに,地震時保有耐力法に基づく耐震設計法の普及を目的に,標記講習会を開催します.
1.主催 |
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土木学会(担当:地震工学委員会・地震時保有耐力法
に基づく耐震設計法の開発に関する研究小委員会) |
2.期日 |
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10月22日[月]9:00−17:00 23日[火]9:00−17:00 |
3.会場 |
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中央大学駿河台記念館2階会議室(281号)
千代田区神田駿河台3-11-5
TEL 03-3292-3111 |
4.プログラム
10月22日[月]
9:25−9:30 | 開会挨拶 |
(地震時保有耐力法に基づく耐震設計法の開発に関する研究小委員会委員長 川島一彦) |
9:30−10:15 | 地震時保有耐力法に用いる非線形静的地震力の設定 |
川島一彦(東京工業大学) |
10:20−11:05 | 橋梁の3次元的地震時挙動とそのシミュレーション |
阿部雅人(東京大学) |
11:10−11:55 | 鋼橋の非線形動的解析とその解析例 |
中島章典(宇都宮大学) |
昼休み |
13:00−13:45 | 基礎・地盤系の耐震解析−実現象に基づく保有耐力の評価− |
小長井一男(東京大学生産技術研究所) |
13:50−14:35 | 港湾構造物の耐震性能照査手法 |
横田弘(独立行政法人港湾空港技術研究所) |
14:40−15:25 | 2方向地震動を受ける曲線ラーメン橋の耐震解析 |
伊津野和行(立命館大学) |
15:30−16:15 | エクストラドーズド橋の耐震設計 |
加藤敏明(椛蝸ム組) |
16:15−17:00 | 耐震設計における非線形解析−プッシュオーバー
アナリシス・等価線形化法・非線形動的解析− |
矢部正明(樺キ大) |
10月23日[火]
9:30−10:15 | 日本から見た耐震設計基準の国際比較 |
森 敦(日本技術開発梶j |
10:20−11:05 | 性能を基本にした道路橋示方書耐震設計編の改訂 |
運上茂樹(独立行政法人土木研究所) |
11:10−11:55 | Current Practice & Future Direction in Performance Based Seismic Design of the US Bridges |
フィリップ・エン(米国交通省連邦道路庁) |
昼休み |
13:00−13:45 | 橋の耐震性能と鉄筋コンクリート橋脚の耐震設計 |
星隈順一(独立行政法人土木研究所) |
13:50−14:35 | プレストレスを導入したRC橋脚の残留変位の軽減 |
睦好宏史(埼玉大学) |
14:40−15:25 | 台湾集集地震による橋梁被害分析(その1) |
幸左賢二(九州工業大学) |
15:30−16:15 | 台湾集集地震による橋梁被害分析(その2) |
高橋良和(京都大学) |
16:15−17:00 | 台湾集集地震による橋梁被害分析(その3) |
鈴木直人(褐嚼ン技術研究所) |
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5.参加費とテキスト
15,000円(テキスト代を含む)
テキストとして「地震時保有耐力法に基づく橋梁等構
造物の耐震設計法(約700頁)」を用います.報告書
の目次は以下のとおりです.
1章地震時保有耐力法の現状と課題/2章構造部材の
非線形応答を考慮した静的耐震設計法/3章非線形応答に関する検討/4章構造部材の基本的な履歴復元力
特性/5章2方向地震動を受ける構造物の応答性状に関する検討/6章新しい高じん性構造/7章基礎・地盤系の耐震解析/8章非線形動的解析法/9章各橋梁の非線形応答特性/10章鋼杭式港湾構造物の耐震解析/11章免震構造/12章海外における耐震設計基準と橋梁の比較設計/13章台湾集集地震による被害と分析/14章今後の課題 |
6.申込方法 |
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学会誌綴込みの「本部行事参加申込書」に所定事項
(特に行事コード番号)を明記のうえ,研究事業課宛FAXにてお申し込み下さい.申込書到着後,10日前
後にて折り返し「参加券」をお送り致します. |
7.申込締切日 |
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10月10日[水]【必着】 |
8.申込みに関してのお願い
@申込締切り前に定員に達している場合がございますので予めご了承下さい.なお,締切日以降の事前受付はいたしません.ただし,定員に余裕がある場合にのみ,行事当日に会場にて受付いたします.
Aお申込後,やむを得ずキャンセルされる場合は,必ず開催日の1週間前までに研究事業課宛ご連絡ください.ご連絡がない場合は,参加費を徴収させて頂きますので予めご了承ください.
B申込をされる前にご送金頂くことはトラブルの原因となりますので固くお断りします.
Cテキストのみご希望の場合は,行事終了後販売係ま
でお問い合せ下さい. |
9.問合先 |
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土木学会事務局研究事業課 飯野
TEL 03-3355-3559 |