鋼構造委員会鋼橋床版の調査研究小委員会[松井繁之委員長(大阪大
学)]では,1997年より2年余りにわたり,1.床版の耐久性と補修・補強に関する調査研究,2.PC床版や合成床版の構造と設計に関する調査研究,および,3.床版の性能照査型設計指針(案)の提案等を課題と
して取り上げ,鋭意取り組み議論を重ねてきました.
道路橋において,輪荷重を直接担う床版の果たす役割は大きく,主要部材として扱うべきであるとの認識から,既設の橋梁床版の補修・補強や維持管理手法はもちろんのこと,少数主桁橋床版を対象とするPC床版や合成床版の終局限界状態と疲労限界状態に対する設計手法の確立が望まれています.また,構造物設計のフレキシビリティの向上,アカウンタビリティや国際化が要求される今日,従来の仕様照査型設計から性能照査型設計へと移行しつつあるのは周知の事実であります.しかし,現段階では,
多岐に及ぶ床版問題の解明への第一歩を歩みだしたに留まっており,山積
する課題を処理することは急務といえます.
そこで,道路橋床版の調査研究小委員会[堀川都志雄委員長(大阪工
業大学)]では,先の小委員会の成果を充実させること,さらに,@各機関で保有されている輪荷重走行試験機による試験結果の整合性の検討と照査方法の確立,A実情に即した実橋床版における問題点の解決,B床組構造と一体化される床版の解析や設計手法の確立,等を目指すとともに,
C検討を加える必要があるテーマの探求を行いたいと考えます.これに際
して,床版に関して具体的な提案をお持ちの方,またこれらのテーマに積
極的にご参加いただける方を委員として広く公募いたします.なお,採否
については小委員会にご一任下さい.
1.応募方法 |
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本小委員会活動に参加を希望される方は,氏名,所属(部課等まで)および役職,連絡先(住所・電話番号・FAX番号・E-mailアドレス),参加希望理由,小委員会への要望などをご記入のうえ,下記宛郵送にてお申
し込み下さい.申込期限は8月末とします. |
2.応募先 |
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土木学会事務局研究事業課(担当:河西貴志カサイタカシ)
〒160-0004 新宿区四谷1丁目無番地
E-mail:an-yu307@jsce.or.jp
FAX 03-5379-0125 / TEL 03-3355-3559 |
3.問合先 |
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久保圭吾(小委員会幹事)
且井鉄工所 橋梁設計課
E-mail:kubo@ski.siw.co.jp
FAX 0722-45-3626 / TEL 0722-44-1521 |