平成13年度より,土木学会応用力学委員会に「固体の破壊現象研究
小委員会」が設置されました.近年の実験技術やコンピュ−タ−の飛躍
的発展に伴い,地盤材料である土や岩盤,コンクリ−トなどの固体の破壊
現象をその生成から崩壊に至るまでの破壊プロセスを考究する分野が非常
に活発に行われるようになっています.破壊に至る前の分岐現象,ひずみ
の局所化,ひずみ速度の不連続面であるせん断帯の生成,そしてひずみや
変位の不連続面の生成および進展を対象とする強不連続面の研究,ある
いは,材料内部に初めから変位の不連続面である亀裂が存在していたと仮
定し,その亀裂の不安定,進展,停止を研究する破壊力学などの研究は,
土木工学における応用力学の最前線となっています.この方面に関心のあ
る方々に,より意欲的,効率的に上記のような固体の破壊現象の研究を
進めてもらう機会を提供しようというのが本研究小委員会の設立の趣旨で
す.これに沿って,固体の破壊現象フォーラムを開催してまいりました.
このたび下記のように,第3回「固体の破壊現象フォーラム」を開催いた
します.会員の自由な参加を歓迎いたします.また,研究小委員会への積
極的な参加も募っています.委員会参加希望の会員は,土木学会誌平成
13年5月号会告の土木学会応用力学委員会「固体の破壊現象研究小委
員会」委員公募をご参照いただき,学会事務局(担当:沖いづみ)までお
申し出下さい.
1.日時 |
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2002年1月17日[木]13:00−17:00 |
2.場所 |
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京都大学工学部5号館(土木総合館)405号室
(京阪電鉄 出町柳駅下車徒歩10分,あるいは市バス百万遍下車徒歩5分) |
3.プログラム
挨拶 |
13:00−13:05
小委員会委員長 矢富盟祥(金沢大学) |
話題提供 |
13:05−14:00 「構成則から類推する固体材料の変形・破壊挙動 −鉄筋
コンクリートと節理性岩盤を例として−」
香川大学 吉田秀典 |
14:05−15:00 「地殻変動モニタリング」
東京大学 堀 宗朗 |
15:05−16:00 「地盤の破壊現象解明におけるX線CT法の適用」
熊本大学 大谷 順 |
議事 |
16:10−17:00 小委員会の活動
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4.問合先 |
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飯塚 敦 神戸大学工学部建設学科
(〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1,iizuka@kobe-u.ac.jp) |