土木計画学研究委員会(委員長 稲村 肇東北大教授)では,第28
回ワンデーセミナーを下記の日程で開催いたします.多数の方にご参加い
ただきますようご案内いたします.
交通環境のバリアフリー化は,社会の高齢化とノーマライゼーション理
念の浸透に伴い喫緊の課題となっています.施設面のバリアフリー化につ
いては,交通バリアフリー法やハートビル法,各地の「まちづくり条例」
などにより進捗していますが,高齢者や障害者も使いやすい公共交通機関
のあり方については,施設イメージはあるものの運営方法や運行内容につ
いては,未だ不明な点が多い状況です.また,2002年2月から道路運
送法の規制が緩和され,地方部における公共交通手段の消滅が懸念され
ている状況です.
土木計画学委員会内に設けられた「高齢社会における交通システム整備
の体系に関する研究小委員会」(委員長 三星昭宏近畿大学)では,平成
12年度より研究活動を行ってきました.本セミナーではその成果のなか
から,コミュニティ交通に関する現状と課題を中心に紹介するとともに,
今後の高齢社会におけるコミュニティ交通の方向について議論を深めるこ
とを目的としています.
1.主催 |
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土木学会(担当:土木計画学研究委員会高齢社会における交通システム整備の体系に関する研究小委員会/三星昭宏近畿大学教授) |
2.共催 |
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長寿科学振興財団,日本福祉のまちづくり学会 |
3.日時 |
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3月5日[火]10:00−16:20 |
4.場所 |
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建築会館ホール (住所:港区芝5-26-20 TEL 03-3456-2051) |
5.申込締切 |
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2月15日[金] |
6.定員 |
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150名 |
7.参加費 |
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3,000円(資料代含む) |
8.申込方法 |
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土木学会誌綴込みの「行事参加申込書」に上記行事コ
ードなど所定の事項を明記の上,申込書に掲載の土木
学会宛FAXにてお申込みください. |
9.問合先 |
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@申込問合:土木学会事務局研究事業課 工藤
TEL 03-3355-3559
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10.プログラム(案)
10:00−10:10 |
主催者あいさつ |
第I部 コミュニティ交通計画と交通バリアフリー |
10:10−10:50 |
コミュニティ交通育成の社会的意義と今後の課題
(新田保次 大阪大) |
10:50−11:20 |
コミュニティ交通を取り込んだ交通バリアフリーの新展開
(三星昭宏 近畿大) |
11:20−11:40 |
交通バリアフリー法に基づく基本構想策定の進捗状況
(藤村安則 中央復建コンサルタンツ梶j |
休憩(昼食) |
13:10−13:50 |
日本と諸外国のSTサービスの現状と課題
(秋山哲男 都立大) |
13:50−14:30 |
福祉社会におけるバス交通の展望と課題
(中村文彦 横浜国大) |
休憩 |
14:40−16:10 |
第II部 パネルディスカッション |
テーマ:交通バリアフリー化におけるコミュニティ交通の役割と導入方法−バス,タクシー,STの適正分担とバリアフリー化−
パネラー:秋山哲男,磯部友彦,木村一裕,藤井直人,中村文彦
コーディネーター:新田保次 |
16:10−16:20 |
閉会挨拶 |
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