土木学会誌
四国支部

GISを用いた野生生物の生息適地推定と保全計画の策定

野生生物の保全施策を考えるにあたって,保全対象種がどのような場所 に分布しているかを把握することが必要である.しかし,いかに多くの情 報が集められようとも,環境が改変されている場合もあり,それらを完全 な分布情報とすることはできない.また,未調査地の中で特に調査を行うべ き場所について指針を与えることも重要である.そのためには,断片的な 生物種の分布情報を用いて,生物種の分布域を推定することが必要となる.
このようなことから,博物館に寄せられる生物種の分布情報や,生態系 保全のための実践的な取組みを通じて,野生生物の生息地の推定方法を開 発してこられている三橋氏に御講演いただく.兵庫県丹波地方では,地域 のNPOによる生きものマップ作りが行われている.今回は,この過程で 得られたカスミサンショウウオの分布情報を,GISを用いて解析すること によって作成される潜在的生息地地図,さらに,人為圧,法規制の評価軸 を加えた保全計画策定の試みについて紹介していただく.また,生息地間 のネットワーク構造の評価方法やその重要性についても論じていただく.
講師:三橋弘宗(兵庫県立人と自然の博物館・流域生態研究グループ)

1.主催 土木学会四国支部徳島地区
2.日時 10月11日[金]13:30−16:00
3.応募締切 10月7日[月]
4.場所 徳島大学工学部 共通講義棟(K棟)K206教室
(徳島大学工学部内)〒770-8506 徳島市南常三島町2-1
5.定員 100名程度
6.参加費 1,000円(当日払い)
7.申込方法
参加希望者は,氏名,所属,E-mail,電話番号,FAXを明記のうえ, 下記宛E-mailかFAXにてお申込みください.E-mailでお申込みの場 合は,「件名」を「第1回技術講習会参加申込」としてください.
8.申込先 鎌田磨人,E-mail:kamada@ce.tokushimau.ac.jp/FAX 088-656-9134

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