1.委員会名称 | : | 斜面工学研究小委員会 委員長 後藤 聡(山梨大学工学部) 副委員長 稲垣秀輝((株)環境地質) |
2.目的
日本は,山地の占める割合が大きく平地が少ないという国土の特徴
を持っている.さらに,日本は人口が1億人を超え,住宅地は山地ま
で拡大してきている.古来,山地には斜面を利用して畑地や棚田や森
林などが造られ,居住地もそれらと共存してきた.一方,道路や鉄道
の建設の際には,盛土や切土などの人工改変により新たな斜面が作ら
れている.このように日本は,とても斜面とのつきあいが深い国であ
る.加えて,地震・火山国であり,梅雨前線や台風による豪雨も多
く,斜面においては地盤災害(斜面崩壊,地滑り,土石流等)が毎年
のように発生している.
このような背景から,斜面における地盤災害の防災・軽減は,重要
な研究テーマであるが,人間と斜面が共存するためには,機能のみを
重視した斜面だけではなく,環境や生態系,さらには計画や景観も考
慮した新しい斜面の考え方がより重要であると思われる.そこで,本
小委員会では,以下の4つのテーマ(案)に対してWGを組織して,
総合科学としての斜面を検討する予定である.土木にこだわらず自然
科学,社会科学としての新しい斜面を考えたいので,委員会構成も他
学会も含め幅広く委員を公募したい.
1.災害,2.維持・管理,3.環境・生態系,4.計画・景観
小委員会活動の具体的な目標として,新しい斜面工学の指針と,一
般書の刊行等を予定している. |
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3.活動期間 | : | 第1回委員会(2003年3月を予定)より約2年間 |
4.応募締切日 | : | 12月16日[月] |
5.応募方法 | : | 本委員会に参加を希望される方は,(1)氏名,(2)所属, (3)連絡先住所,(4)連絡先のTEL,FAX,E-mail,(5)本 委員会において取り組みたいWGの名称(複数可),(6) どのような事項について,委員会活動に貢献できるか, などをA4用紙1枚程度にまとめ,E-mailあるいは FAXにて下記までご送付ください. |
6.問合・申込先 | : | 後藤 聡(山梨大学工学部土木環境工学科) E-mail:goto@ccn.yamanashi.ac.jp TEL 055-220-8526/FAX 055-220-8527 |